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進撃の巨人

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【進撃の巨人】ライナー、ベルトルトの目的はエレン?アニと同じ故郷で正体を伏線回収!

2021.08.02

大人気アニメ進撃の巨人のライナーとベルトルトについて正体や目的、伏線まで解説します。アニとの関係性やエレンを故郷に連れ去る様子など説明するので、ネタバレを含みます。進撃の巨人に登場するキャラの中でも強いライナーとベルトルトについて振り返ってみましょう。

  1. 【進撃の巨人】ライナーとベルトルトの正体
  2. 【進撃の巨人】ライナーの過去~現在をおさらい
  3. 【進撃の巨人】ベルトルトの過去~現在をおさらい
  4. 【進撃の巨人】ベルトルトとライナーの伏線を回収
  5. 【進撃の巨人】アルミンに食べられるベルトルト
  6. 【進撃の巨人】一生苦悩し続けるライナー
  7. 【進撃の巨人】ライナーとベルトルトは加害者であり被害者
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諌山創 進撃の巨人 18巻より引用

進撃の巨人に登場するライナーとベルトルトの正体は、マーレの戦士でした。マーレの戦士は、9つの巨人の能力を継承し、戦う必要があります。戦闘を行うことと引き換えに、マーレ国内では自由な生活が約束されるのです。ただし、マーレの戦士としての役割を全うできなければ、次の戦士に能力を継承しなければなりません。

進撃の巨人の物語上、能力を継承するということは、死ぬことを指し、常に死と隣り合わせの状況なのです。そんな中、ネタバレになりますが、ライナーの正体は鎧の巨人、ベルトルトの正体は超大型巨人でした。以下で、2つの巨人について説明するので、ネタバレ要素を含みます。進撃の巨人について、ネタバレを知りたくない人は注意してください。

ライナーの正体:鎧の巨人とは

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諌山創 進撃の巨人 24巻より引用

進撃の巨人に登場する鎧の巨人は、全身が硬い鎧でおおわれているような見た目をしています。実際に、この鎧は敵の攻撃をほとんど防ぐことができます。そのため、9つの巨人の中でも防御に徹することが多いです。高い防御力を活かして、敵の中に突っ込んだり、仲間の前に立ち、自ら攻撃を受けるような戦い方をします。

しかし、持久力はそれほどなく長距離移動や耐久戦には不向きです。作者曰く、ベルトルトの正体である超大型巨人と、ライナーの正体である鎧の巨人では、鎧の巨人の方が有利だと述べています。しかし、2人と同じように9つの巨人の能力を継承しているアニは、女型の巨人でした。アニの能力は、持久力に長けており、2人よりもアニの方が能力的に有利だと言えるでしょう。

鎧の巨人については、以下の記事でも詳しく紹介しています。詳細が気になる方は、ぜひ参考にしてください。

ベルトルトの正体:超大型巨人とは

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諌山創 進撃の巨人 1巻より引用

進撃の巨人に登場する9つの巨人の中でも、全長60mという圧倒的な大きさを持つのが超大型巨人です。845年に突如現れ、壁を壊した巨人でもあります。超大型のため、機動力に欠け、長期戦に不向きな巨人です。主な戦闘スタイルは、自身の筋肉を消費して高熱の蒸気を発する方法です。

さらに、捕食した人間をベルトルトがいるうなじ部分まで、体内で移動させることができ、人間が身に着けている立体起動装置を奪うこともできます。そうすることで、巨人化を解いた後にすぐ行動できるようにしています。巨人化する際に、大量のエネルギーを消費してしまうため、滅多に巨人化できないのも、特徴です。

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諌山創 進撃の巨人 10巻より引用

次は、ライナーの過去を振り返ってみましょう。ここでは、ライナーの登場から現在までの行動や活躍を振り返るので、ネタバレ要素を含みます。そのため、進撃の巨人をまだ見ていないという方や、読んでいるけど最新話までたどり着いていないという方は、ネタバレに注意してください。

ライナーの登場シーン

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諌山創 進撃の巨人 11巻より引用

ライナーは、主人公であるエレンと同じ104期生として、登場します。ライナーは同郷のベルトルトと常に一緒にいて、エレン、アルミンと4人で会話をするシーンもあります。常に冷静で、周囲の仲間を引っ張る才能も持ち合わせている人物です。周囲からの信頼も厚く、成績も優秀でした。

ライナーの目的として「故郷に帰る」という強い思いがあります。内容は違いますが、同じように「巨人を全滅する」という強い思いを持っているエレンに共感しています。

ウトガルド城でのライナーの死闘

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諌山創 進撃の巨人 10巻より引用

104期生のほとんどが女型の巨人と通じている可能性があるとして、立体起動装置を外した状態で軟禁されていました。そんな中、ウォール・ローゼ内で突如巨人が出現し混乱します。巨人の出現を周囲の村へ伝えるべく、立体起動装置を持たない104期生も馬で走り回ることになります。

休むために104期生数名と、数名の調査兵団団員が立ち寄ったのがウトガルド城です。ウトガルド城で、多数の巨人に襲われますが、ライナーは他の104期生を守るために、片腕を負傷しながら生身で戦います。ライナーがマーレの戦士でありながら、104期生を身を挺して守ったのには、理由がありました。

後で判明することになるため、ネタバレになりますが、104期生として生活している間に、ライナーの中で戦士としての自分と104期生としての自分が誕生してしまったのです。ライナー自身も混乱することになるのですが、104期生としてのライナーがいたからこそ、このときに104期生は全員帰れたと言えます。精神的に強いということや、肉体的に強いということをライナーが証明した瞬間でした。

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諌山創 進撃の巨人 10巻より引用

しかし、一緒に休憩していた調査兵団の団員たちは周囲にいた巨人や、ジークが継承した能力、獣の巨人により投げ飛ばされた岩にあたり全滅してしまいます。ジークは強い巨人であり、自分は戦わずに無垢の巨人たちを使います。立体起動装置を持たない104期生が生き残れたのは、時間稼ぎのために強い意志で身を挺して戦った、ライナーとユミルのおかげでしょう。

ユミルがどのようにして104期生を守り抜いたのか知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

ベルトルトを守るライナー

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諌山創 進撃の巨人 12巻より引用

エレンを故郷に連れ去る際に、機動力の低い超大型巨人のベルトルトは、巨人化できずライナーに守ってもらうしかありませんでした。ライナーは、調査兵団と死闘を繰り広げながらもベルトルトを守ることを決して忘れず、最後までベルトルトを守りました。結果的にエレンは奪還されますが、ベルトルトもライナーも死ぬことなく、窮地を脱します。

地ならしを止めるために行動するライナー

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諌山創 進撃の巨人 29巻より引用

4年後のマーレ編では、戦士としてライナーは登場します。しかし、体重は10kgも痩せ、任期も残り2年という状態です。エレンたちとも再開を果たしますが、成長しているエレンと自分と比べ落ち込んでしまう場面もあります。ライナーの苦悩については、後述するので参考にしてください。

ライナーは、死にたいと思っていましたが、エレンが地ならしを起こそうとしていることを知ったため、ミカサやアルミン、コニー、ジャンなどと行動を共にします。マーレ編では、かつて仲間だった人物たちと、力を合わせて協力する姿が見れます。

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諌山創 進撃の巨人 4巻より引用

続いて、ベルトルトの登場から現在までの様子を振り返ってみましょう。ベルトルトの正体は超大型巨人ですが、本来のベルトルトは小心者で、判断を他人任せにする部分があります。そんなベルトルトを紹介します。ネタバレ要素を含むので、進撃の巨人を読み終わっていない人は、注意してください。

訓練兵時代のベルトルト

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諌山創 進撃の巨人 24巻より引用

進撃の巨人に登場するベルトルトは、エレンと同じ104期生です。エレンが巨人による影響のひどかった地域の出身だと知った時は、同情していました。ベルトルトは、ライナーよりも戦士としての意識が強いのが特徴です。そのため、正体がバレてエレンの母親が自分の行動で死んだことをどう思うか聞かれた際にも、動揺せず「気の毒だった」としか発言していません。

どちらかというと、ライナーよりも小心者のベルトルトの方が苦悩しそうですが、躊躇してない印象でした。小心者で、訓練兵時代の成績が悪そうに思えますが、実際にはミカサ、ライナーに次ぐ3位で卒業しています。

エレンを連れ去るベルトルト

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諌山創 進撃の巨人 11巻より引用

エレンと負傷したユミルを連れ去るために、ライナーと共に巨人化します。そして、超大型巨人の熱風で周囲にいた調査兵団の壊滅に成功しました。2人の裏切りを知った104期生は、信じられない様子でした。その後、鎧の巨人の肩に乗り、エレン、ユミルを連れて逃亡します。ベルトルトとエレンを守るために、ライナーは自分の体内にかくまいます。

しかし、アルミンからアニは拷問を受けていると嘘を伝えられ、取り乱しエレンを奪還されてしまいました。ベルトルトは、アニに特別な感情を抱いており、拷問されるアニの姿を思い、怒ったのでしょう。その後、エレンが座標を手に入れてしまうため、本格的にエレンを狙い始めます。

しかし、周囲の巨人がエレンの意思に反応し、巨人にライナーが襲われます。ユミルの助けにより、窮地を脱しますが、機動力のないベルトルトはなすすべなく、鎧の巨人に守られていました。

ライナーを陰で支えるベルトルト

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諌山創 進撃の巨人 19巻より引用

ライナーの精神状態は、戦士として目的を果たす上で深刻な問題を抱えていました。そのため、ライナーを支えるためにも、常に一緒に行動しています。ライナーの精神状態を見極め、必要があれば助太刀をするというスタンスだったのでしょう。人前に出るような性格ではない、ベルトルトだからこそ、ライナーを支えていけたと言えます。

エレンを連れ去ったとき、ライナーは自身でも気づかないうちに戦士としてではなく、調査兵団として語っていました。エレンに指摘されても気づかず、ベルトルトが説明して、やっと理解した状態です。2人とも人を殺す責任感と巨人の脅威の間で葛藤していたのでしょう。

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諌山創 進撃の巨人 23巻より引用

続いて、ライナーとベルトルトに関する伏線を紹介します。すでに回収されている伏線から、未回収の伏線まで用意されているので、ネタバレを含みます。進撃の巨人の伏線に関するネタバレをしたくないという方は、注意してください。ライナーとブラウン以外の伏線や最新話の伏線は、以下の記事で紹介しています。

ライナー・ベルトルトがパラディ島に来た理由

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諌山創 進撃の巨人 19巻より引用

ライナーとベルトルトの目的は、元々人類を全滅させることだと言っていました。王家に近づくために、2人とも最初は憲兵団を志願していました。しかし、エレンが巨人化できると知った2人は、エレンを監視するために調査兵団へ加入します。

その後、エレンが故郷に来てくれれば「人類を全滅させる必要はなくなる」と言い、エレンを連れ去ろうとしたのです。そして、座標をエレンが持っていると知ったときに、ライナーは「最悪だ」と発言します。人類の全滅とエレンを連れ去ることが、どのように関係しているのか不明です。

ライナー・ベルトルトがエレンにこだわる理由

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諌山創 進撃の巨人 12巻より引用

ライナーとベルトルトの1番の目的は、始祖の巨人の能力を奪還することです。始祖の巨人は、全ての巨人の始祖で頂点に立つ存在になります。元々は、壁外の王家に伝わる能力でしたが、フリーダ・レイズに継承した後に、グリシャ・イェーガーに奪われたのです。そして、最終的にはエレン・イェーガーが継承しています。

始祖の巨人は、全ての巨人を操る能力や記憶の操作が可能です。マーレ側は、始祖の巨人がパラディ島にいるエレンにうつったことで、危機を感じ戦士を送り込んだのです。そのため、エレンを連れ帰ることがライナーたちの故郷に帰る条件となっています。

【ライナー・ベルトルト】壁の外の席について

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諌山創 進撃の巨人 23巻より引用

ライナーとベルトルトは、マーレの戦士です。壁の外であるマーレ国内では、多くの人間が希望する中、たった6人に選ばれた人物でもあるのです。9つの巨人の能力を受け継ぐためには、候補生として学ぶ必要があります。5歳から7歳の健康児であれば、誰でも候補生に応募することができます。

能力継承者の特権は、マーレ国内での自由に生活です。ライナーが戦士になった目的は、離れ離れになった父親と一緒に暮らすためです。ベルトルトの目的は不明ですが、明かされる前に死亡してしまったため、今後明かされるのか分かりません。壁の外で今後ライナーがどのような席を与えられるのか、伏線になっている可能性があります。

2人以外のマーレの能力者については、以下の記事で紹介しています。他の巨人の能力が気になる方は、ぜひ参考にしてください。

【ライナー・ベルトルト】故郷とはどこなのか

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諌山創 進撃の巨人 19巻より引用

104期生としてのライナー、ベルトルト、アニの故郷は、ウォール・マリア南東の山奥の村と言われいました。ライナーとベルトルトは、登場時から故郷に帰るという強い意志を持っています。2人の言う故郷がどこのことなのか、伏線はないのかと話題になっています。

マーレの戦士であることから、マーレ国内のどこかだと言えるでしょう。しかし、作中で故郷の詳細は明かされていません。ライナーはマーレ人とエルディア人のハーフです。そのため、幼いころに母親と共に収容所に入れられていた過去を持っています。2人の故郷がどこなのか、詳細が明かされるのを楽しみに待っていましょう。

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諌山創 進撃の巨人 21巻より引用

ベルトルトが死亡するシーンを解説するので、進撃の巨人のネタバレ要素を含みます。ベルトルトは、シガンナ区決戦で巨人化し、周囲にいたハンジ班をほぼ全滅させるほど強い能力です。巨人化したときの能力で、熱風を発生させ周囲の人たちを壊滅させました。しかし、エレンとアルミンを相手に敗北し、気を失ってしまいます。

その結果、エレンたちに四肢を切断された状態で拘束されます。そして、巨人化する薬を打ったアルミンに捕食され死亡しました。死ぬ前に周囲にいた104期生に助けを求めますが、助けてもらえず絶望します。そして、アニとライナーの名前を叫びながら最期を迎えました。

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諌山創 進撃の巨人 24巻より引用

ライナーは104期生として行動するうちに、マーレで学んだように人類は本当に悪魔の末裔なのかと疑問を持ち始めます。戦士としての目的を達成しながらも、104期生との絆を断ち切ることができずに、マーレに戻ってからも苦悩し続けます。たくさんの人を殺してしまった罪悪感や責任を重く感じ、苦悩することになったのです。

唯一、ライナーの苦悩を理解していたベルトルトも死んでしまったため、相談する相手もいなくなったのです。そして、4年の月日を経て成長したエレンと再会したときに、殺してくれと頼んだり、自分で銃を口に含み自殺しようとしたりします。戦えば強いライナーですが、たくさんの人を殺してしまった責任が重くのしかかり、一生苦悩することになりました。

苦悩しながらも、ライナーはアルミンたちに協力します。ベルトルトを失い、生きる目的まで失っていたライナーが故郷でどのような行動を取るのかが見どころです。ライナーがエレンを止めるという目的を達成することができるのか、今後も期待しておきましょう。

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諌山創 進撃の巨人 24巻より引用

進撃の巨人に登場するライナーとベルトルトについて、ネタバレを含みながら正体や伏線などを解説しました。ライナーとベルトルトは、目的のために戦士として強い能力と、責任感を持つ人物です。しかし、マーレ国内の事情しか知らず、壁内の人間も素晴らしいと知った2人は、葛藤することにもなります。

マーレでの自由な生活を求めた結果、任務を遂行しなければならないという責任が付きまとい、死亡したり苦悩したりすることになりました。そのため、2人は加害者であると同時に、被害者であるとも言えるでしょう。

サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61FTV-31njL._AC_SL1080_.jpg