日本最大の湖である琵琶湖を有し、ゆるキャラのひこにゃんで有名な彦根城がある滋賀県。滋賀県民は昔から「近江商人」と呼ばれ、商売上手な県民でした。その気質を今でも継承しているためにお金にはシビアであったり、勤勉でコツコツ努力することをいとわないような県民性を今でも持っています。

ミュージシャンの西川貴教さんは滋賀県野洲郡野洲町（現・野洲市）出身です。T.M.Revolutionのボーカルで、現在では地元の滋賀県において毎年音楽フェス「イナズマロックフェス」を主催しています。

お笑いタレントの宮川大輔さんは滋賀県大津市育ちです。人気バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』や『満天☆青空レストラン』、『人志松本のすべらない話』などで活躍されています。

俳優の林遣都さんは、滋賀県大津市出身です。日本中で話題になったドラマ『おっさんずラブ』に出演し、注目を集めています。

モデル・女優の高橋メアリージュンさん・高橋ユウさん姉妹は、滋賀県大津市出身です。姉のメアリージュンさんは、ドラマ『サバイバル・ウェディング』や『東京独身男子』に出演しています。妹のユウさんは、キックボクサーの卜部選手にバラエティ番組内でプロポーズされ結婚したことでも知られています。

サッカー日本代表の乾貴士選手は滋賀県近江八幡市出身です。ポジションはミッドフィルダー・フォワードで、2018年FIFAワールドカップでは、セネガル戦・ベルギー戦にてシュートを決めました。

滋賀の人は思慮深い真面目な人が多く、不意の事態がおきても落ち着いて行動できる人が多い傾向にあります。とても慎重な面もあるので、石橋を叩いて渡るタイプの人が多くいますが、慎重すぎて石橋を割ってしまうなんてこともあります。

滋賀の人はとても研究熱心な傾向があります。仕事においても業務をそつなくこなすことができるタイプが多かったり、こだわりを持った仕事をしている人が多いのも滋賀の特徴の一つです。滋賀県民は、「近江商人」の気質を継承していて、近江商人の思想でもある「売り手よし、買い手よし、世間よし」という三方よしを大切にして仕事をしている人が多くいます。

真面目で研究熱心な反面、負けず嫌いな人が多いというのも滋賀県民の特徴です。負けず嫌いだからこそ真面目で勤勉、研究熱心といった県民性にも繋がっています。仕事でも情熱を持って上を目指して頑張る人が多いので、滋賀男子は将来有望なんてことも言われています。

「近江商人」の気質を継承している滋賀県民は、商人らしくお金には細かく倹約家です。at homeが実施した様々な全国アンケートにおいて「普段から節約を意識していますか？」という問いには約77％が「はい」と答えるなど、普段から節約意識も高く、「良いものをより安く」の精神も根付いています。

こちらも商人らしい気質の一つですが、滋賀県民には計画性が高いという特徴も見られます。仕事においてもお金に対しても、そして恋愛においても「計画的」で慎重な傾向にあります。勢いで何かをしてしまうことがないので、とても安定的な県民と言えます。

滋賀県民はとにかく曲がった事が大嫌いで、礼儀やマナーに厳しい人が多く、仕事面では遅刻や欠勤に対して厳しく、恋愛においても浮気や不倫、遊びの恋はNGという人が多くいます。とても正直者な面もあるので、不真面目な人などに対してはわかりやすく嫌いな態度をとります。

滋賀の人は、悩みを表に出さないタイプの人が多く、何を考えているのか読めないと言われることも多くあります。心を開いていないなんて誤解されてしまうこともあり、人と心を通わせるにも時間がかかるタイプです。

滋賀県は、少し自虐的な面もありますが「地味な県」と言われることも多々あります。もともと派手な気質ではないことや、大阪・京都・奈良など観光スポットの多い県と同じ近畿地方にあるために、少し印象が弱くなっている点などがその理由として挙げられます。

滋賀県民が、大阪府民や京都府民と口論になった際に必ず言う鉄板フレーズが「琵琶湖の水止めるぞ」です。滋賀県にある琵琶湖は、大阪や京都など周辺の水源を担っているために、万が一本当に琵琶湖の水を止めてしまうと大阪府民や京都府民は水が飲めずに困ってしまう…なんてことからこの鉄板フレーズが生まれています。

しかし、この「琵琶湖の水とめるぞ」について、とあるTwitterユーザーが実際に水を止めるシミュレーションをしてみた結果、「滋賀県が水没して自滅する」というとても悲しい結果になってしまったようです。

「ハトマークのおなじみのスーパー」と言えば、「イトーヨーカドー」が全国的に有名ですが、滋賀県民にとっての「ハトマークのおなじみのスーパー」と言えば「平和堂」なんです。本社は滋賀県の彦根市にあり、平和堂のポイントカード「HOPカード」を持っていないともはや非県民扱いされてしまいます。

滋賀にはあらゆるところに「飛び出し坊や」がいます。「飛び出し坊や」とは、児童が道路に飛び出して自動車などに接触する事故を防ぐ目的でドライバーへの注意喚起のために作られた子供の形をかたどった看板で、滋賀にて発案されました。近年ではそのバリエーションも増え、「飛び出し坊やマニア」と呼ばれる人もいるほど人気があります。

滋賀の自慢のお土産といえば「バームクーヘン」です。滋賀には全国的に人気の高い洋菓子専門店の「CLUB HARIE（クラブハリエ）」の本店があり、県民の自慢でもあります。クラブハリエは全国の百貨店などに店舗を構えるほどの人気店なので、クラブハリエの話をすると滋賀県民と仲良くなれるかもしれませんね。

真面目な滋賀県民は、恋愛においても慎重な傾向にあります。感情で衝動的に行動することがなく、アプローチも慎重なので、慎重に行きすぎて相手の気持ちが変わってしまっていたなんてことも。他人と打ち解けるまでにも時間がかかるタイプなので、滋賀県民との恋愛は長期戦になりそうです。

滋賀県民はちょっぴり独占欲が高めな傾向にあります。嫉妬深い面もあり、自由にフランクにおつきあいをしたい人とは少し相性が悪いです。ただとても一途で真面目な恋愛をするので、価値観が合えばそのまま結婚に一直線に進展しやすいといえいます。

真面目で独占欲高めな滋賀県民にとって、浮気や不倫はご法度です。絶対に許さないという人も多く、遊びの恋愛がしたい人とは相性が悪いです。一方で自分自身も浮気や不倫はしないので、結婚後ものんびり安定した家庭を築くことができます。

県民性の部分でもご紹介した通り、滋賀県民は「近江商人」の気質を継承しているので、お金には厳しく、よく言えば倹約家ですが、悪く言えばケチです。節約をすることも苦ではなく、しっかり家計簿をつけてお金を管理している人が多い滋賀県民ですが、価値観の異なる人から見るとお金にうるさい・ケチといったイメージに見えてしまうようです。

滋賀をはじめとした関西方面の方言は、他県民にとっては少し口調がきつく聞こえる事も多く、そんな方言により悪いイメージを抱かれてしまうこともあるようです。

いかがでしたか？滋賀の県民性について、特徴やあるある、気になる恋愛傾向をご紹介しました。「近江商人」の気質を継承しているために倹約家でしっかりしている印象の滋賀県民ですが、一方で、その姿がケチでイメージ悪いなんて言われてしまう事も。けれども、滋賀の人はみんなおおらかで優しいのでぜひ観光などで訪れた際には地元の人とコミュニケーションをとってみてくださいね。