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【オーバーロード】デミウルゴスの頭脳にアインズもタジタジ?2期での活躍まとめ

2021.06.21

オーバーロードの中で随一の切れ者デミウルゴス。張り巡らせる知略の数々は敵と読者を圧倒するものばかりです。しかし天才デミウルゴスも主人アインズの前では空回り。基本プロフィールとアニメオーバーロード二期での活躍を詳しく紹介して行きたいと思います。

  1. ナザリック地下大墳墓とは?
  2. 【オーバーロード】デミウルゴスとは?
  3. 【オーバーロード】デミウルゴスの生みの親
  4. 【オーバーロード】デミウルゴスの外見
  5. 【オーバーロード】デミウルゴスの性格
  6. 【オーバーロード】デミウルゴスの能力
  7. 【アニメオーバーロード二期】デミウルゴスの活躍
  8. 【アニメオーバーロード二期】リザードマン編 大量のスクロール
  9. 【アニメオーバーロード二期】リザードマン編 コキュートスに助け船
  10. 【アニメオーバーロード二期】ツアレ編 デミウルゴス、セバスと喧嘩
  11. 【アニメオーバーロード二期】ゲヘナ編 デミウルゴスがヤルダバオトに?
  12. 【アニメオーバーロード二期】ゲヘナ編 デミウルゴスの策略を紹介
  13. 【アニメオーバーロード一期&二期】デミウルゴスの声優は加藤将之さん
  14. 【おまけ①】12巻作者雑感の王様優秀度順位 ※デミウルゴス&アルベド含む
  15. 【おまけ②】デミウルゴスの能力値
  16. まとめ
VRMMOの大作であるユグドラシルオンラインというゲームの中で、主人公であるモモンガ属するギルド(アインズ・ウール・ゴウン)が拠点としていた建物です。ユグドラシルオンラインのサービス終了後、周囲が異界の地へと変貌しても、建物とギルド従者のNPCだけはそのままでした。
デミウルゴスはそのNPCの中でも最上位の権限を与えられていたキャラクターです。元々はゲームのプログラムでしか無かった彼ですが、意思と類い希なる才気を手に入れ、主人であるモモンガことアインズをその力の限り補佐して行く事となります。
ナザリック地下大墳墓の第七階層[溶岩]の階層守護者でありナザリックの頭脳とも言うべき存在です。内政や外交、軍政を一手に引き受け戦闘以外の事であればほぼ完璧に遂行する事が可能です。
またアインズの言葉に深読みを重ね、肉付けし、より具体的にして、それを仲間に伝達するといった事が度々みられます。ありもしないアインズの真意に感服すると言った流れはもはやお約束です。
デミウルゴスを生んだ(作り出した)のは【ウルベルト・アレイン・オードル】というユグドラシル時代のギルドメンバーの一人であり、階層守護者達が言うところの至高の四十一人の内の一人です。ワールドディザスターと呼ばれる最強の魔法職に就いており、同ギルドメンバーであった【たっち・みー】と共にギルドの最高戦力の一人でした。
羊の頭部を模した頭にシルクハットを被り、スーツの上には禍々しいマントを羽織るといった恰好をしており、異形種に分類される多くの種族がそうであるように、非常に禍々しい外見をしています。書籍11巻末のキャラクター紹介には、――悪という言葉に何を感じていたようで、偽悪趣味なところが多分に見られていた――とあり、少々歪んだ考えの持ち主であった事が窺えます。
デミウルゴスの外見はWEB版と書籍版で大きく異なります。WEB版のデミウルゴスは身長が2メートル程もあり、赤色の皮膚と瞳、角と翼を持ち、深紅のローブと王錫を所持しています。一方で書籍版デミウルゴスは身長1.8メートル程で、外見は人に準拠しており、丸眼鏡に縦縞のスーツといった所謂ビジネスマンに近い見た目をしています。
書籍オーバーロードの3巻322ページには、デミウルゴスの瞳についての描写があります。瞳孔や光彩といった通常の目の構造を持たず、多辺にカットされた宝石がはめ込まれているようです。
他の階層守護者と同様にアインズに強い忠誠を誓い、仲間(ナザリック勢力)に対しては友好的に接します。しかし自分たちに関係の無い外部の人間に対しては情の欠片も見せる事は無く、邪魔だと判断すれば殺すことに微塵の躊躇もありません。また、その知能も相まって他者を騙す事に非常に長けており、作中では様々な人物がその謀略の餌食となっています。
しかし、アインズの事になると多少盲目的になるようで、ありもしない真意を深読みし、その思慮深さに称賛を送ると言った場面が多く見られます。アインズもそんなデミウルゴスの性格を上手に利用し、自らの作戦の内にしてしまうといったカリスマ性?を見せます。
デミウルゴスの能力といえば、その低い戦闘能力を補って余りある知略の才能でしょう。書籍版では階層守護者統括としてアルベドというキャラクターが追加されており、ナザリックの管理運営やアインズの秘書業務等は彼女が担当しています。
しかし、外交や軍事行動、インフラストラクチャーの構築等は変わらずにデミウルゴスが任されており、スクロールの素材となる羊皮紙の安定供給や大規模作戦ゲヘナの成功など、その実績を上げれば枚挙に暇がありません。その万能ぶりから6巻の作者雑感ではデミえもん(某アニメの猫型機械のパロディー)と呼ばれ、ファンの間では[デミウルゴスおまかせコース]なる言葉がまかり通る程です。
12巻作者雑感の王様優秀度(同じ国を運営した場合、20年後に国を裕福にしている順位)でぶっちぎりの一位であり、作者をして理解外と言わしめるラーナ王女に匹敵するレベルの知力(6巻88ページ参照)であると言えば、作中においてデミウルゴスがどれだけ優秀かが分かると思います。
以上でデミウルゴスというキャラクターの基本的な情報については理解して貰えたと思います。これよりアニメオーバーロード二期のストーリーを、リザードマン編、ツアレ編、ゲヘナ編の三つに分け、それぞれにおけるデミウルゴスの活躍を順を追って説明して行きたいと思います。
アニメオーバーロード二期の2話【旅立ち】では、デミウルゴスのアベリオンシープを素材とした大量のスクロール(目測で23本)が登場します。スクロールは決して安価では無く、例えば第一位階魔法であるフローティングボードのスクロールでは金貨1枚と銀貨10枚の価値があります(アニメ二期6話から)。
WEB版オーバーロードの[知識]では金貨1枚が日本円にして10万円程であり、銀貨10枚が金貨1枚であるとされているので、フローティングボードのスクロールは大体二十万円であると考えられます。
もしデミウルゴスがいなければナザリックは破綻していたかもしれません。コキュートスも「これでまたデミウルゴスに差を付けられたな」と彼を高く評価しています。
リザードマン達に敗北を喫したコキュートスはアインズよりリザードマンの殲滅を命令されます。しかし戦いを通してリザードマン達に悪くない感情を戴いていたコキュートスは、リザードマン達を殺さずに部下とする事をアインズに進言します。しかしアインズの「リザードマンを生かすメリットは何か?」という質問に対して上手に返答が出来ません。
黙り込んでしまうコキュートス。話はリザードマンを殲滅するという方向に進んでしまいます。そんな中でデミウルゴスが、リザードマン達を用いて今後必須になるであろう統治の練習をしたらどうか、とアインズに進言します。その意見に強い同意を示すアインズ。結果、話は急転し、リザードマン達は殲滅から占領の対象へと変更されます。
その後自室へ戻ったアインズの独白を見るに、全ては意識改革を目的としたアインズの目論見である、というミウルゴスの考えが正解であった事が分かります。
オーバーロード二期の10話、ツアレを無許可で保護したセバスをアインズが詰問するシーンです。何とかしてツアレの有用性を伝えようとするセバスと、それに反論をぶつけるデミウルゴスの間で口論が起こります。やりとりは段々とヒートアップして行き、とうとうコキュートスが二人の間に割って入ります。
しかし、アインズはその様子を見て唐突に笑い出します。セバスとデミウルゴスの創造主であるたっち・みーとウルベルトも常日頃から口論をしており、それを想起させられたからだと考えられます。デミウルゴスが従者の前でご機嫌な様子を曝け出すのは珍しく、セバスの希望が通ったのもこのやりとりが少なからず影響しているかもしれません。
デミウルゴスが意図した事では無いので、活躍とは違うのかもしれませんが、個人的に好きなシーンですので紹介させて頂きました。
オーバーロード二期のゲヘナ編(11話~)にてデミウルゴスはとある目的の為に悪魔ヤオダバルトとして王都リエスティーゼに出現します。ヒルマの屋敷では蒼い薔薇の面々、ガガーラン、ティア、イビルアイに対して圧倒的な実力差を見せつけ、モモン(アインズ)が登場するまでにガガーラン、ティアの両方を一撃で殺害します。
蒼い薔薇と言えば最強のランクであるアダマンタイト級の冒険者チームであり、それに属するメンバーも当然の如く人間界では伝説級の強さを誇ります。
オーバーロード二期11話は、作中ではあまり見られないデミウルゴスの戦闘シーンが豊富に存在します。最強と称されるアダマンタイト級冒険者チームの中でも別格な強さを誇るイビルアイを以てして「逃げろ、あれはバケモノの中のバケモノだ」と言わしめるデミウルゴスの実力は相当なものなのでしょう。デミウルゴス、頭だけではありません。
当初アインズがデミウルゴスに下した命令は八本指への報復及びツアレの救出という比較的シンプルなものでした。しかしアインズの「全面的にお前に任せる」という言葉を拡大解釈したデミウルゴスがナザリックにより多くの利益をもたらすようにと様々な作戦行動を加え非常に大規模な作戦へと変えてしまいます。
作戦の主な目的は四つで、八本指の殲滅及びツアレ救出、倉庫区からの財の回収、炎の壁(ゲヘナの炎)の内側にいる人間の誘拐、冒険者モモンガ(アインズ)がヤルダバオトを撃退、と言うものです。八本指の殲滅に関してはデミウルゴス扮したヤルダバオトが悪魔像を奪取するという隠蔽工作が成されており、一連の騒ぎの原因は全て悪魔ヤルダバオトに被せられます。
まとめれば、ナザリックは作戦により多くの金銭と人材を得て、罪はヤルダバオトが一手に引き受け、そのヤルダバオトをアインズが倒す、という流れになりナザリックは一切の損失を負わずに莫大な利益を得るという作戦内容になります。作戦は始終デミウルゴスの思惑通りに進み、案の定ナザリックは大きな利益を獲得しました 。
デミウルゴスの声優は加藤将之さんです。知的で上品な声色は正にデミウルゴスのイメージにピッタリです。他にも【全てがFになる】の芝池刑事や【宇宙兄弟】の真壁ケンジ等の声を当てていらっしゃいます。
ラナー(理解外) = デミウルゴス = アルベド >>> ジルクニフ(化け物) > ドラウディロン(王様苦労経験値では周辺国家断トツトップ) > ザナック(普通に優秀) = リユロ(経験値もあるし素で優秀) > バザー(戦闘国家になってそう) > ランポッサ(失敗はないが大きな成功もない) > カルカ(強い政策が取れない) > オラサーダルク(自分を優先) > バルブロ(王としての知識を持っているだけ) >> シャースーリュー(世界が狭い) > 鈴木悟(凡人)
最後の鈴木悟が笑いを誘います、それであの統率力ですから、きっと単純には比較できないカリスマを持っているのでしょう!
2巻末キャラクター紹介に記載されているデミウルゴスの能力値と、比較として4巻末キャラクター紹介に記載されているザリュース・シャシャの能力値を紹介します。数字の値は棒グラフから読み取ったものですので多少の誤差があると思われます。最高値は100です。

HP[ヒットポイント]

デミウルゴス【65】 ザリュース・シャシャ【22】

MP[マジックポイント]

デミウルゴス【57】 ザリュース・シャシャ【0】

物理攻撃

デミウルゴス【50】 ザリュース・シャシャ【20】

物理防御

デミウルゴス【60】 ザリュース・シャシャ【13】

素早さ

デミウルゴス【57】 ザリュース・シャシャ【13】

魔法攻撃

デミウルゴス【62】 ザリュース・シャシャ【0】

魔法防御

デミウルゴス【66】 ザリュース・シャシャ【12】

総合耐性

デミウルゴス【100】 ザリュース・シャシャ【12】

特殊

デミウルゴス【100】 ザリュース・シャシャ【5】
以上です。比較として出したザリュース・シャシャはリザードマン最強の戦士であり、四至宝の武器であるフロストペインの所持者です。比べて見れば分かるとおりデミウルゴスは、常人よりは遙かに強いであろうザリュース・シャシャを圧倒的に上回る能力値を持っています。
しかし、WEB版、書籍版、アニメ版の全てにおいて、そのステータス差以上の戦闘量力差があると思われ、巻末のステータス値が強さの程度と直結しているか否かは不明です。
以上からデミウルゴスがナザリックにとってどれだけ大切な存在かが分かって貰えたと思います。冷静で冷酷で時に盲目的で、そんな愛すべきデミウルゴスをこれからもどうぞよろしくお願いします(笑)。アニメオーバーロードの二期ではデミウルゴスの冴えた策略を見る事が出来ました。2018年7月より放送開始のオーバーロード三期のデミウルゴスの活躍にも期待しましょう!
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://twitter.com/Kainz_stern/status/986487970277421056