進撃の巨人のピークちゃんって誰?
諌山創 進撃の巨人 27巻より引用
ピークちゃんは進撃の巨人に登場する女性キャラクターです。
ファンの方々からかわいいと非常に高い評価を受けている人気キャラクターで、癒やし担当ともいわれています。
今回の記事では、そんな「ピーク」ちゃんにフォーカスを当てて注目していきます。
様々な角度から掘り下げ、一体「ピーク」ちゃんが何者なのかという点や、正体は何なのかという点まで解説していきます。
また、ピークに命を吹き込む担当声優・沼倉愛美さんについても紹介していきます。
ピークというキャラクターについて、この記事で一挙にまとめてチェックしていきましょう。
諌山創 進撃の巨人 24巻より引用
進撃の巨人のマーレ編での癒やし担当ピークちゃんの登場
諌山創 進撃の巨人 23巻より引用
進撃の巨人で、ピークの登場は第93話「闇夜の列車」です。
中東連合軍の艦砲射撃を喰らって、昏睡から目覚めたライナーを辛辣に非難するポルコ。ライナーの「お前の言っていることはすべて正しい」という言葉が、ポルコの逆鱗に触れます。
「…あ?」と、喧嘩腰の姿勢を見せたところで、ピークちゃんが登場したのでした。なんとポルコを「ボッコ」と呼び、平和的にその場を納めることに成功します。
進撃の巨人のピークちゃんのスタイルを検証してみた
諌山創 進撃の巨人 23巻より引用
諌山創 進撃の巨人 23巻より引用
身長は平均的。そして、体型は太っていないのに、ふくよかさを感じる母性的なタイプといえます。
身長が175cmのポルコとよく並んで歩いていますが、カップルとしてはちょうどいい身長バランス感という印象を受けます。
ちなみに戦士候補生時代はポニーテール。
当時は身長が高かったようです。これはこれでロリかわいいと評判が高いです。
正体は車力の巨人
諌山創 進撃の巨人 23巻より引用
ピークの正体は車力の巨人。
この車力の巨人の特性上、後遺症として人間体に戻っても2足歩行に支障が出てしまいます。
そのために松葉杖をついていたり、病でもないのに床に突っ伏していたり、ソファーに猫のように寝そべっていることがあります。この辺りの仕草がいちいちかわいいなと感じられているファンの方も多いのではないでしょうか。
後述しますが、レベリオ区襲撃時に重傷を負ったりと、進撃の巨人の中では完全に負傷系萌えのかわいいキャラという立ち位置を確立しています。
進撃の巨人のピークちゃんの年齢を考察
諌山創 進撃の巨人 24巻より引用
かわいいと評価も上々のピークですが、年齢はまだ開示されていません。
初登場時は気怠そうでありながらも殺伐としかけた場を納めています。
そんなこともあり、年齢的にはライナー、ポルコよりも年上という印象を受けた方も多いでしょう。
しかし、その後のポルコとのやり取りを見ていると、同年齢くらいとも感じられます。独特な雰囲気を持っているキャラクターです。
諌山創 進撃の巨人 23巻より引用
進撃の巨人コミックス23巻第94話「壁の中の少年」で登場した戦士候補生時代のピーク。
のちに人としても巨人としても高身長になる、直立しているベルトルト。
腰を屈めているピークとが、見た目上は大体同じ高さでした。
当時の身長では腰を屈めている分ベルトルトを凌駕していたと考えられます。
とはいえ、幼年期は女の子の方が成長が早く、男子よりも身長が高いということは決して珍しいことではありません。
そのため、一概に身長の高さ=年齢に結びつけられないでしょう。
進撃の巨人第104話「強襲」でポルコが見た回想でのジーク、ポルコ、ピークの3並びの光景を見ると、ピークが、一番年齢が若いようにも見えます。実年齢は兎も角、精神年齢、知能年齢は高いといえるでしょう。誰がみても明らかです。
特にポルコと比べると如実に表れます。天然だけど、大らかで落ち着きがある、頭脳的に有能な女性であるピーク。
実年齢より高く見られてしまうのは、仕方のないことなのかもしれません。性格ゆえに年齢が高く見えるというのは珍しいことではないですよね。
進撃の巨人での車力の巨人としてのピークちゃんの活躍
諌山創 進撃の巨人 24巻より引用
前述しましたが、ピークの正体は「車力の巨人」です。アニの正体の女型と比べると、かわいそうなくらい残念な容姿といえます。能力として突出しているのは、長時間の巨人化が可能ということくらいでしょうか。しかも、後遺症は車力の正体である人間に残るというあまりにも大きなデメリット付きです。
諌山創 進撃の巨人 23巻より引用
武器が進歩したことで、武装を付けて戦うことが出来るようになりました。早い速度と切り返しを持つ戦車として、マーレ軍に重宝されています。
アニメ進撃の巨人season3では、原作通りだと正体であるピークの登場はありません。
車力の巨人はウォール・マリア最終奪還作戦で登場しますが、この時は武装は付けておらず、獣の巨人のサポートに徹していました。
諌山創 進撃の巨人 21巻より引用
まさか、あの時のアホ面の四つん這い巨人の正体が、かわいい女の子とは誰も想像もできないでしょう。敗戦が濃厚…というより、痛み分けになってきたところで、ピークの正体である車力の巨人が獅子奮迅の活躍を見せます。見事ジーク、ライナーの救出に成功しました。車力の正体であるピークの有能さを垣間見せてくれました。
進撃の巨人のピークちゃんとアルミンの類似点
諌山創 進撃の巨人 23巻より引用
諌山創 進撃の巨人 29巻より引用
ピークちゃんは周囲が切羽詰まった状態に陥ったときに、素早く次の手を打ちます。
少ない情報から、本質を読み取ることもあります。
普段の天然ぶりとはギャップのある有能さが際立っているといえるでしょう。マーレでのアルミン的な立ち位置に居るともいえるでしょう。そのうち、アルミンとの戦術対決などがあれば展開的にも面白いかもしれません。
進撃の巨人でアゴ髭の兵士の策を最小限に抑えることが出来たピークちゃんの機転
諌山創 進撃の巨人 25巻より引用
進撃の巨人のレベリオ区戦でのピークちゃんの活躍
諌山創 進撃の巨人 25巻より引用
諌山創 進撃の巨人 26巻より引用
本来なら、これで顎の正体であるポルコと、車力の正体であるピークを無力化できていたでしょう。しかし、有能なピークの抱きつく攻撃作戦で見事脱出に成功します。
ちなみに地下牢から脱出する際、パンツァー隊はピークと手を握るのは俺だと言わんばかりに、我先にと手を差し伸べたものの、ピークの抱きつく攻撃を頂いたパンツァー兵はロープ係をさせられていました。
進撃の巨人のレベリオ区戦で敵戦力を見誤ったのピークちゃん
諌山創 進撃の巨人 26巻より引用
新生エルディア帝国(パラディ)はマーレの技術を獲得していました。そして、ラスボス感バリバリのジークの獣の巨人が、あっさりリヴァイに駆逐されます。
しかし、これはフェイク。実はパラディに人材・技術を供与していたのはジークだったのです。ジークの敗北にショックを受けている様子のピーク。このシーンを見る限り、有能なピークでも、この展開は予想できなかった…かのように見えます。
諌山創 進撃の巨人 26巻より引用
レベリオ区戦で満身創痍になりながらも貴重な情報を掴み取ったピークちゃん
諌山創 進撃の巨人 26巻より引用
「彼女」はジークの信奉者でしたから…
諌山創 進撃の巨人 26巻より引用
進撃の巨人のピークちゃん担当声優である沼倉愛美さんについてご紹介
諌山創 進撃の巨人 26巻より引用
進撃の巨人のピークちゃんを担当されていらっしゃる声優は、沼倉愛美さん。
アーツビジョンに所属されていらっしゃる女性声優で、1988年4月15日生まれ、神奈川県横浜市出身です。
THE IDOLM@STER SPに我那覇響役として抜擢されたことで注目を集め、現在ではありとあらゆるアニメやゲームに出演し、様々なキャラクターを演じられています。
あるドラマCDとの出会いが声優を志すきっかけになったそうで「声だけで表現する」ということに憧れを抱いたそうです。
沼倉愛美さんの他作品出演情報
沼倉愛美さんは非常に数多くのキャラクターを演じられていらっしゃいます。
一部を紹介いたしますので、参考程度にご確認ください。
アイカツ! - 藤堂ユリカ
暗殺教室 - 中村莉桜
グリモア〜私立グリモワール魔法学園〜 - 野薔薇姫
ポップアップストーリー 魔法の本と聖樹の学園 - レヴィア・サージュ、ルトナ
感染×少女 - 樽神名アド
アリス・ギア・アイギス - 比良坂夜露、山野薫子
こう一覧にしてみると、非常に幅広い役柄を演じられていらっしゃることが分かります。
様々な声を操ることのできる、役幅の拾い声優といえるでしょう。
ラジオのパーソナリティとしても様々な番組で大活躍を見せており、声優としてのみならずマルチな活躍をされていらっしゃいます。
進撃の巨人のピークちゃんまとめ
諌山創 進撃の巨人 32巻より引用
ジークがあっさり殺られたとき、ピークの心中は如何なものだったのでしょうか?頼りにしていた戦士長の敗北にただ驚いたのか?それとも、危惧していたことが現実になってしまい驚愕したのか?ピークがイェレナの存在をどう受け止めているのかで、物語は二転三転することでしょう。
今回の記事では、進撃の巨人に登場するそんな「ピーク」に注目してきました。
彼女は殺伐とし始めた進撃の巨人のマーレ編において、作中のみならずファンにも癒しを与えてくれるキャラクターでした。
年齢などは明らかになっていないものの、ある程度推測できる根拠などがあるというポイントについてもご理解いただけたかと思います。
そういった意味でも、ピークちゃんの様々な新たな情報が明かされていくかもしれません。
今後も進撃の巨人から目が離せません。