ゾルディック家とは?
ゾルディック家とは、ハンターハンターの作中に登場する暗殺を生業とする家系です。危険な裏稼業を専門としているためか、ゾルディック家の人々はハンターハンターの作中でも異質な存在として語られています。謎多きゾルディック家は10人の家族で構成されており、曾祖父、祖父母、当主夫妻と5人兄弟家族です。
暗殺することを生業としていて、潜伏作業は一切しません。また、パドキア共和国のデントラ地区に邸宅をかまえおり、たびたび観光バスが登場します。地元では有名な観光地になっており、バスガイドがゾルディック家であると案内をしてしまうほど知名度があります。
中でも末っ子のカルト=ゾルディックはハンターハンターに登場するキャラクターの中でも小柄で可愛く、魅力的なキャラクターです。カルト=ゾルディックはゾルディック家の立場的にはキアラの弟?妹?に当たります。
カルト=ゾルディックのプロフィールを紹介
さっそく、カルト=ゾルディックのプロフィールを紹介していきます。カルト=ゾルディックは10歳と幼く、身長は150cmで体重は31㎏と小柄です。ゾルディック家に長年使えているツボネを筆頭に年齢や性別に反比例した体格が数多く登場しているが、カルト=ゾルディックは比較的にまともで年相応の体型をしていると言えます。
黒髪のおかっぱ頭がトレードマークのカルト=ゾルディックは、服装は厳かな印象を受ける着物を好みます。ミステリアスな雰囲気が漂うような個性的なキャラクターです。ちなみに、カルト=ゾルディックの性別は不詳となっています。
幼い年齢と中性的な顔立ちから少年にも、少女にも見える異質さがあります。感じ方によっては謎が多いゾルディック家らしいともいえるかも知れません。
カルト=ゾルディックの人物像
カルト=ゾルディックは、クラピカと同じようにハンターハンターの作中では性別不詳として紹介されています。ハンターハンター公式のキャラクターブックでは弟と記載されていますが、一方の小説版では妹として登場しているのです。性別の時点で謎が深まるカルト=ゾルディックで議論の的になっていますが、カルト=ゾルディックの人物像もその議論を白熱させる燃料の一つになっています。
原因の一端はカルト=ゾルディックの一人称が「ボク」であることだと考えられます。中性的な顔立ちもさることながら、女性にも男性にも取れてしまいます。また、年相応のかわいらしい外見とは反してカルト=ゾルディックの性格は残忍で敵を殴り殺す癖があります。
カルト=ゾルディックは幻影旅団に入団していた
ハンターハンターの作中でもゾルディック家に引き続き謎が多い組織が「幻影旅団」です。窃盗と殺しを専門とする危険な組織でその本質はゾルディック家と似通っている印象を抱きます。ですが、どちらにしろ熟練のハンターが恐れるほどの組織です。そんな危険度Aクラスの組織「幻影旅団」にカルト=ゾルディックは関わっています。
ハンターハンターの人気キャラで誰もが一度は耳にしたことがあるキャラクター「ヒソカ」が団を抜けた後に後釜としてカルト=ゾルディックは幻影旅団に入団しました。ゾルディック家の人間といえども幻影旅団のメンバーの実力もハンターハンターの中では群を抜いています。
カルト=ゾルディックの強さは団員の中でもいくらか劣っています。しかし、幻影旅団に入団できるというだけでハンターハンターの作中では相当の強さがある証明でもあるため、カルト=ゾルディックの強さは侮れません。
カルト=ゾルディックの念能力
ハンターハンターの中では人気キャラですが、カルト=ゾルディックは作中では登場するシーンがあまりありません。そのためカルト=ゾルディックの念能力に関しては未だに謎に包まれた部分が多くあります。大々的に使用された場面も少なく、具体的な事は不明です。
ただ大雑把ではありますが、カルト=ゾルディックの念能力は紙を操る念能力として登場します。操作できるだけでなく、カルト=ゾルディックの念が込められた紙は脅威的な切れ味を持っています。作中で使われた際は敵の硬い装甲を無視して切り裂くなど、凡そ紙とは思えない威力を見せています。他にも、後で軽く触れますが操作系だけではない使い方もしており、概要は解っても謎は深まるばかりです。
念能力技「蛇咬の舞」
カルト=ゾルディックの念能力がお披露目されたのはハンターハンターのキメラアント編です。この時にカルト=ゾルディックが披露した「蛇咬の舞」という技がカルト=ゾルディックの強さを印象付けました。
紙吹雪のように周囲に紙をたゆわせ、その全てを相手の一点に集中砲火する技で装甲を文字通り紙のように簡単に穿つ様は圧巻です。これだけ自在に操れるのなら、周囲にばら撒くなどして防御の面でも使えそうです。
カルト=ゾルディックの幻影旅団の初任務はグリードアイランド編
作中やアニメ「ハンターハンター」においても久しぶりの登場になったのがグリードアイランド編でしょう。除念師を探すヒソカの前に現れたカルト=ゾルディックですが、この時にはすでに幻影旅団に入団しています。このグリードアイランド編の任務がカルト=ゾルディックにとって初の任務になったのではないでしょうか。
その後、幻影旅団員達は無事に除念師を見つけることができました。だが、この功績をカルト=ゾルディックは自分のおかげだと言っています。この時、ハンターハンターの作中ではまだカルト=ゾルディックの念能力は不明とされています。紙を自在に操る念能力だと判明した今、いろんな考察ができてしまいます。
カルト=ゾルディックの念能力が紙を自在に操るだけではなく、紙を媒体に他の使い方もできるとなるとカルト=ゾルディックの発言にも納得できます。念を込めた紙が発信機代わりになったり、盗聴器にできたりすれば除念師を探すのも容易かもしれません。こうなると具現化型の要素もありそうです。
カルト=ゾルディックのキメラアント編の活躍
ハンターハンターの作中にて、カルト=ゾルディックの戦闘描写が詳しくされたのがキメラアント編でしょう。流星街のサザン場内にて、キメラアントの兵隊蟻に対し念能力を使用し応戦しました。謎に包まれたカルト=ゾルディックの念能力の一端が垣間見えた貴重な瞬間だと考えられます。
また、この時に紙を媒体にして音を聞くという使い方も描写され、我々が知らないカルト=ゾルディックの念能力に関する謎が多く残っていることを知ります。紙吹雪の中戦う姿は圧巻の一言に尽きます。この戦闘でカルト=ゾルディック本人は他の幻影旅団員と比べるとまだ劣っていることを自覚しています。紙を媒体にした念能力で制限らしい制限が描写されていない為伸びしろはまだまだあるかもしれません。
カルト=ゾルディックの声優
1999年に放送されたハンターハンターのアニメでは前川優子さんがカルト=ゾルディックの声を担当しました。ちょうど、グリードアイランド編辺りのアニメを見ると前川優子さんの声を聞けます。
2011年のハンターハンターのアニメでは能登麻美子さんがカルト=ゾルディックの声を担当しています。能登麻美子さん独特の浮世離れした声色がカルト=ゾルディックの魅力を引き上げる素敵な声の持ち主です。
カルト=ゾルディックは強くて可愛いキャラクター!
カルト=ゾルディックは中性的な顔立ちや幼さと残忍さが入り交じる性格から、目が離せなくなるハンターハンターのキャラクターです。性別だけでなく幻影旅団に入団した理由などから議論が白熱している人気キャラは一度見れば気になってしまうことは間違いありません。この機会にカルト=ゾルディックについて調べてみるのも良いでしょう。