ローズマリーとはどんな植物なのでしょう
ローズマリーは、地中海沿岸地方が原産でシソ科に属する常緑性低木です。和名は、マンネンロウといい、香辛料やハーブとして色々なお料理に使われたり、ガーデニングでも人気の植物です。

ローズマリーはマリア様のバラ
キリストを連れた聖母マリアが、エジプトへ避難しようとしたときに、緑の葉と白い花が生い茂る中で青いマントを広げて身を隠そうとしました。すると、白い花が青い花に変わり、聖母マリアをうまく隠してくれたのです。聖母マリアは無事に追っ手から逃れることができたと言われています。

この白い花のことを「マリア様のバラ=ローズ・オブ・マリア」と呼ぶようになり、のちにローズマリーと呼ばれるようになったのです。
ローズマリーは、キリストの背丈よりも大きく成長することはなく、キリストが33歳ではりつけにされたため、33年の期間がたつと枯れてしまうと言われています。神秘的な植物なのですね。

ハンガリーウォーターは若返りの水
中世のハンガリーのエリザベート王妃が、神経痛を患い苦しんでいたころ、修道女からローズマリーの入った薬をもらい、口にしたり肌に付けたりしていたところ、みるみると健康になり若さを取り戻していったと言われています。

王妃は70歳を過ぎても若々しさと美しさを保ち、20代半ばの、隣国ポーランドの王子から求婚されたというエピソードなどから、ローズマリーを漬け込んだ水のことを「ハンガリーウォーター」、「若返りの水」と呼び、今でも人々から愛用されています。
その他にも、花嫁が、「二人の愛が永遠に続くように」という思いを込めて、結婚式で身に付けたり、招待客に配る習慣もありますので、ローズマリーという植物は、深く生活に根付いた植物と言えそうですね。

ローズマリーアロマの効果と効能は?
精神的な効果
ローズマリーは精神を高揚させる働きがあります。頭をすっきりとリフレッシュさせる効果がありますので、眠気覚ましや気分転換に効果的です。
ストレスや悩み事があったときに、曇った心を晴らして,
自信ややる気を取り戻してくれる効果もありますので、心を元気にしてくれるハーブとも呼ばれています。

血行促進や気管支のトラブル緩和に効果的
その他にも、 ローズマリーは心臓の鼓動を強くする働きがあります。そのため、血行を促進して低血圧の改善につながったり、手足の冷えの緩和や、便秘や消化不良によるお腹のハリを改善したりと、消化器系のトラブルにも効果的です。
抗炎症作用も持っているローズマリーは、血行不良からくる頭痛や肩こり、関節痛などにも効果的ですし、風邪やインフルエンザの予防や、のどや鼻の不快感などの気管支トラブルにも効果的です。

お肌への美容効果
ローズマリーは、収れん・抗菌作用がありますので、脂性肌のニキビ予防にもおすすめです。また、フケや抜け毛を防ぎ、頭皮のべたつきの改善にも効果的ですので、育毛や美しい髪の毛作りにもおすすめしたいものになります。

ローズマリーアロマのオススメアイテム
おすすめのローズマリーのアロマオイルをご紹介しましょう。ハンカチに垂らしてみたり、アロマポットで使ってみたりしてみてくださいね。


ローズマリー (シネオール) 10ml インセント アロマオイル AEAJ 表示基準適合認定精油
価格
¥ 868

エッセンシャルオイル ローズマリー・カンファー(オーガニック)10ml
価格
¥ 1,512

GAIA (ガイア) エッセンシャルオイル ローズマリー5ml 【AEAJ認定精油】
価格
¥ 972

プラナロム エッセンシャルオイル ローズマリー・シネオール 10ml
価格
¥ 2,592

ローズマリーアロマの化粧水で美肌に!
ローズマリーに含まれる「ジオスミン」という成分が血行を促進する働きがあります。血行が良くなれば代謝力がアップし、お肌を明るく美しく保ってくれるようになります。
0.5%以下に薄めて化粧水やトリートメントオイルを作ってみてください。出来上がったものを気になるお肌に使ってみましょう。すべすべとしたお肌に導いてくれますよ。

ローズマリーのアロマでアンチエジング
ローズマリーに含まれる成分の中の、「カルノシン酸」「ロズマリン酸」は強い抗酸化作用があります。
この強い抗酸化作用によって、細胞が老化していくのを防いでくれてお肌を若々しい状態に保ってくれます。また、収れん作用によって、お肌のたるみやシワを防ぎ、ハリある状態に保ってくれる効果が期待できるのです。

ローズマリーを漬け込んだハンガリーウォーターを、お風呂上りや寝る前の化粧水としてお肌に付けてあげることで、効果が発揮されます。ぜひ、試してみてくださいね。
ローズマリーアロマの楽しみ方
ローズマリーは意外と手に入りやすいものです。スーパーなどで乾燥したものや生の状態のものが売られています。

ローズマリーのハーブティー
生の状態のローズマリーと、ペパーミントやラベンダー、レモンバームなどを合わせて、お湯を注いでください。簡単にハーブティーが出来上がります。
ローズマリーのアロマと、ペパーミントなどのさわやかな香りは相性がぴったりなので、眠気覚ましや、朝のお茶には最適です。

お肉やお魚、じゃがいものお料理にも
ローズマリーに含まれている「カルノシン酸」は、脳内のストレスを低下させて、記憶力を高める働きがあります。このことから、アルツハイマー病を抑制する働きがあることが、最近の研究で発見されています。
お料理の業界では「ローズマリーが脳の老化を食い止める」ということで、ローズマリーを使ったお料理をすすめています。

ローズマリーは、お肉やお魚の臭みを消してくれますので、オイルにローズマリーを入れて焼いたり炒めたりしてみてください。オリーブオイルにローズマリーを浸しておくとローズマリーの香りのオリーブオイルが出来上がりますので、お料理に取り入れやすくなりますよ。
じゃがいもとも相性抜群ですので、蒸したじゃがいもと鶏肉や豚肉を炒めて、塩、こしょう、ローズマリーを加えてみてください。簡単に、そしておいしいじゃがいもの出来上がりです。

ローズマリーアロマを使用するときの注意点は?
ローズマリーはとても効果の強いものですので、妊娠されていらっしゃる方や、血圧の高い方などは使用を控えてくださいね。
ハーブティーで飲む場合も、長期間や連日の引用は避けてください。

その他のローズマリーアロマの使い方
その他のローズマリーの使い方をご紹介しましょう。
ローズマリーの虫よけ
ご自宅の庭やベランダでローズマリーを栽培しているだけでも虫よけの効果があります。乾燥させたローズマリーを玄関につるして置いたり、クローゼットに入れておくのも良いですね。
特に、赤ちゃんやペットのいるご家庭では、安心できるものを使いたいものです。ローズマリーの虫よけなら赤ちゃんもペットも安心ですよ。

虫よけズプレーの作り方
①お水200mlをお鍋に入れ沸騰させます
②ローズマリーを10㎝ほど、細かくちぎり、沸騰したお湯で1~2分ほど煮ます
③15分ほどおいて、キッチンペーパーなどでこしスプレー容器に入れます

この虫よけスプレーは、冷蔵庫で2~3日程度保存することができます。雑巾がけの際に雑巾に含ませてお使いいただくと、虫よけだけでなく除菌効果もありますのでおすすめです。
疲れた時にはローズマリーアロマを
いかがでしたでしょうか?
よく耳にするローズマリーにこんなに色々な効果があったのは驚きですね。

使い方も色々あるローズマリーは,
ハーブティーで飲んでみるのも良いですし、お料理に使ってみるのもおすすめです。
なんとなく元気がないなと感じたら、ローズマリーのアロマに包まれてみてください。ローズマリーのすっとした香りで気分転換をしてみてください。心を元気にすることで、お肌も元気になりますよ。ローズマリーのアロマで身も心も美しくなってくださいね。