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中国の人気アニメまとめ8選!面白い国産アニメ多数!自主規制の効果?

2021.06.14

現在、日本でも放送されるようになった中国国産アニメ。日本アニメが中国国内で規制されるなか、クオリティをどんどん上げているのが中国国産アニメです。中国国内でも国産アニメは人気が高く、また日本でも人気と注目度を徐々に上げてきていますね。

この記事に登場する専門家

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無類の漫画好き

ゆき真白

短大では小説制作、専門ではシナリオ制作などについて学び、漫画・小説に使う費用は毎月1万以上とサブカルチャーに常にアンテナを張っています。動画配信サイトにも登録し、いつでもアニメを観られる環境を整えています。

  1. 中国の国産アニメが熱い!
  2. 日本のアニメは規制されることも
  3. 中国の人気アニメ8選を紹介!
  4. 【中国】『縁結びの妖狐ちゃん』【国産人気アニメ】
  5. 【中国】「一人之下」シリーズ【国産人気アニメ】
  6. 【中国】「Spiritpact」シリーズ【国産人気アニメ】
  7. 【中国】『EVIL OR LIVE』【国産人気アニメ】
  8. 【中国】『実験品家族 -クリーチャーズ・ファミリー・デイズ-』【国産人気アニメ】
  9. 【中国】『紅き大魚の伝説』【国産アニメ人気映画】
  10. 【中国】『哪吒之魔童降世』【国産人気アニメ映画】
  11. 【中国】『悪偶 -天才人形-』【日中合作人気アニメ】
  12. 【中国】『詩季織々』【日中合作人気アニメ映画】
  13. 中国のアニメについてまとめ

現在、日本の深夜アニメ帯に放送されることも多くなった中国アニメ。もともと中国で放送されたものを日本用に編集したものや、日本での公開を前提に作られたもの、日中合同作品など、日本と中国のアニメ社会は以前にもまして密接なつながりを見せています。

ただ、やはり中国アニメでは中国文化が表れたものも多く、日本のアニメとは一線を画しているのが印象的です。日本のアニメは、日本文化を表したもの、まったくの異世界を舞台に様々な文化を取り入れたものなどありますが、中国文化をメインで扱う作品というのは、すでに有名どころがあるせいかもしれませんが、他ジャンルに比べてそれほど多くありません。そういったなかで、中国の文化を感じられる作品が日本に来ることで、より日本での中国アニメの需要は多くなりそうですね。

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日本はアニメの作品数もジャンルも多く、世界中に配信されていることも多いですが、そんなか、中国では日本アニメの規制が非常に強くなっています。主に規制される対象としては、暴力的なもの、卑猥なもの、同性愛もの、反社会的な要素が多く含まれたもの、また中国として受け入れがたい日本の文化や歴史・表現、などと言ったものが規制対象となっています。

日本の文化や表現については、該当シーンのカットやモザイクなどの処理で済むこともありますが、暴力を描いた作品や同性愛ものは、作品自体が配信停止されるケースも非常に多くあります。日本でも大ヒットとなった『進撃の巨人』なども規制対象作品ですね。こういった日本アニメの規制が、中国アニメのクオリティアップにつながっていると考えられます。

ここでは、日本でも放送された中国発アニメ、日中合作アニメを中心に紹介してきます。ここ数年で日本で放送される中国アニメの数は一気に増えており、知名度としても日本産アニメとそう変わらないものが多くあります。日中両方で公開されている作品で、中国語の勉強や、中国アニメと日本アニメの違いについて学ぶこともできますね。

一人前の妖狐になることを目指している塗山スースは、ある日姉からお見合いをするよう迫られます。それをお見合いから逃げた先で出会ったのは、白月初という少年でした。人間と妖怪が共存し、恋をすることが許された世界を舞台に、死ぬことができない妖怪と、寿命をむかえ転生する人間との恋を描いた作品になります。

日本で放送されたのは「砂雪篇」「王権編」「月紅篇」で、中国版ではもっと先まで放送されています。妖狐は日本でも人気の高いキャラクターですが、その元祖は中国。やはり本場の妖狐と道士を描いたアニメはチェックしておきたいですよね。タイトルからわかる通り、恋の話がメインになるので恋愛ものが好きな方にもオススメですよ。

「ジャンプ+」にて日本語版の漫画が連載されていることもあり、知っている方は多いかもしれませんね。異人と呼ばれる能力者と、彼らを監視する機関を中心に、ヒロインの謎と過去を明かしていく本作は、すでに第2期まで放送が終了しており、人気の高さがうかがえますね。

中国版から日本版に変えられる作品は、言葉の違いから原作と設定や表記に多少の変更がありますが、本作はそれがあまり多くなく、中国版と同じ雰囲気で楽しめるのが嬉しい作品でもあります。登場人物が非常に多く、中国人名を覚えるのは少々大変かもしれませんが、中国アニメを初めて観る方には中国アニメの雰囲気を掴むという意味でオススメになりますね。

日本の同性愛ものの規制が厳しい中国ですが、本作はそんな中国で数少ないBL的な要素がある作品になります。一方に婚約者がおり、また2人が恋愛関係というわけではないことから、BLではないと思いますが、主人公組である楊敬華、端木煕のキスシーンがあるなど、なかなかBL要素が強めの作品でもありますね。

死後、悪霊となったものを消す祭司のトップである陽冥司。その才能から陽冥司の一族の家元となった端木煕は、交通事故で亡くなった楊敬華を見つけ、自身の守護霊である影霊にしてしまいます。最初は反発していた楊敬華ですが、次第に端木煕と絆を深めていくように。中国アニメでは珍しいジャンルでもありますので、好きな方はチェックしておきたいですね。

中国のアニメ事業大手であるテンセントの「テンセント漫画」に連載されている漫画原作のアニメです。ネット依存の子どもを再教育する学校が舞台の物語で、母親に無理やり学校に入れられた主人公の黎響は、そのなかで行われいたいじめ、暴力、弱肉強食の世界に自殺を試みます。しかし、そんな黎響に声をかけたのは、孟進という他とは違う特別待遇の少年でした。

少年・少女の壮絶な裏切りと暴力、学校とは名ばかりの環境が魅力的な作品ですね。孟進の目的が最後までわからず、また黎響が次第に力をつけ成長していく様子が、王道な作風でわかりやすいの印象的。ネット依存という、現代人の多くがその可能性がある要素を題材としているのも楽しい部分になりますね。

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5人兄弟の末っ子であるタニスは、IQの高い天才少年でした。タニスはただ頭の良い少年でしたが、3人の姉と1人の兄は、マッドサイエンティストであった両親の実験によって特殊な能力を持つ人間へと改造されていたのです。

家族の絆と特殊能力、社会との適合が特徴と魅力である本作。特殊能力があるとはいえ、ド派手なバトルなどはなく、ただひたすらに、他の家族が社会で暮らしていけるよう必死に努力するタニスの姿が描かれた作品になります。

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中国のアニメはファンタジー要素や、どこか加虐的な要素が多い作品が多いなか、最初から最後まで一貫して家族の話であり、作中で彼らが悪意に晒されることがあってもどこまでも「人間的」であろうとする姿は、どこか心が温かくなりますね。

2016年に中国にて公開されたアニメ映画です。人間界とは違う別世界に住んでいる少女・チュンは掟により、16歳になったその日に赤いイルカに姿を変えて、世の理を学ぶため人間界を見ることに。ある日、網に引っかかったチュンは、人間の男の子・クンに助けられるもクンは亡くなってしまいました。クン蘇らせるため動いたチュンですが、それが世界に異変を呼ぶようになったのです。

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美しい映像と独特な世界観、日本作品とは違うカラーリング、キャラ衣装が魅力的な作品です。テレビ放送されるアニメは多く放送されますが、アニメ映画となるとやはり国外のものは少ないですよね。本作は非常にクオリティの高い作品なりますので、チェックしておきたいものです。

また、最新中国アニメ映画で大ヒットとなっているのが『哪吒之魔童降世』。これまで中国で何度も映像化されている、中国の小説『封神演義』の登場人物の一人「哪吒」を主人公にした物語で、本作より少し前の6月に公開された日本の『千と千尋の神隠し』を大きく上回る興行収入を獲得しました。

動員数・興行収入ともに中国トップとなっており、公開から1ヶ月弱で600億円もの売り上げを叩き出しました。昔から人気のある中国の古典文学に登場するキャラクターが主人公ということ、中国でも人気のファンタジー作品であることが大ヒットとなった理由ではないかと考えられます。これほどのヒット作はいずれ日本にも輸入されるでしょうし、哪吒は日本でも有名なキャラクターなので日本国内でもヒットとなりそうですね。

中国のテンセントと、『七つの大罪』『鬼灯の冷徹』などのアニメを手掛けた日本のアニメーション会社・スタジオディーンの合作で作られた作品です。「悪偶」という、天才とされる人間で作られた人形を体内に縫い込むことで、凡人でも天才のような才を得られることができる人形について知ってしまった、パッとしないバレエダンサーの愛は、その闇深い世界との関わりを深くしていくことになりました。

生きた人間の骨を砕いて血を抜き、手のひらサイズに小さくするというなかなかな強烈でダークネスな設定ながら、その毒々しさが魅力的な作品ですね。悪偶に様々な形があることから、主人公とそのライバル的存在はバレエダンサーという設定になっており、その特殊な設定にも注目したいところになります。

新海誠も所属する日本のアニメ制作会社コミックス・ウェーブ・フィルムと、中国の絵梦が合同で制作した、新海誠作品を彷彿とさせる背景描写が魅力的な作品です。短編3本立ての映画で、中国の生活文化である「衣・食・住・行」をメインに描いています。「行」は交通などを表しており、土地が地続きで、日本の何倍も広い中国らしい文化の象徴ですね。

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「陽だまりの朝食」では、北京で働く青年を主人公に、祖母と過ごした湖南省での思い出、そこで食べたビーフンについて描かれました。

「小さなファッションショー」では、広州に住む、ファッションモデルの姉、服飾の専門学校に通っている妹を主人公に、家族愛と服飾について描かれています。

「上海恋」では、上海に住む青年を主人公に、中学まで共に暮らした幼馴染の少女との淡い恋を描きました。

それぞれまったく描きたいこと、メインテーマが異なっており、1作で3作も楽しめる作品となっています。日本版は日本用にセリフなどが少しづつ変えられており、中国版とセットで観たい作品でもありますね。中国版のタイトルは『肆式青春』になります。

間の使い方や、台詞回しなど、やはり日本とは違うとこも多々あり、その違いを感じるのも中国作品を観るうえで楽しい部分になります。日本版、中国版同時に視聴することで中国語の勉強にもなりますし、是非両方チェックしておきたいですね。

サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://twitter.com/enmusuyouko/status/880976757943398400