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鬼滅の刃

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【鬼滅の刃】累の悲しすぎる過去とは?下限の伍が使う血気術〜炭治郎との最後の戦いも紹介!

2021.07.17

大人気漫画『鬼滅の刃』に現役の十二鬼月として最初に登場する累。敵でありながら、かわいく、どこか哀愁も感じられる累は、ファンのなかでも人気の高い敵キャラになります。そんな『鬼滅の刃』の累について能力や見所、累との戦いで炭治郎たちが得たものなどを紹介していきます。

この記事に登場する専門家

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無類の漫画好き

ゆき真白

短大では小説制作、専門ではシナリオ制作などについて学び、漫画・小説に使う費用は毎月1万以上とサブカルチャーに常にアンテナを張っています。動画配信サイトにも登録し、いつでもアニメを観られる環境を整えています。

  1. 『鬼滅の刃』とは
  2. 【鬼滅の刃】累について
  3. 【鬼滅の刃】累の能力
  4. 【鬼滅の刃】累が鬼になった経緯
  5. 【鬼滅の刃】累の魅力
  6. 【鬼滅の刃】累の見所①炭治郎に取引を持ちかけるシーン
  7. 【鬼滅の刃】累の見所②炭治郎の優しさで自分の気持ちを思い出す
  8. 【鬼滅の刃】累との激闘で得たもの①禰豆子の血鬼術
  9. 【鬼滅の刃】累との激闘で得たもの②ヒノカミ神楽
  10. 【鬼滅の刃】那田蜘蛛山編は竈門兄妹の転機
  11. 『鬼滅の刃』の累についてまとめ
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『鬼滅の刃』とは、週刊少年ジャンプにて連載されている大人気漫画です。すでにアニメ化・舞台化がされ、2020年にはテレビアニメの続編となる「無限列車編」が映画化されることが決まっています。ジャンプ作品はこれまでの多くのヒット作や話題作を排出してきましたが、これほどの人気作は久しぶりと言えるのではないでしょうか。

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主人公は、炭焼き小屋の息子として育った竈門炭治郎という少年で、彼の家族が鬼に殺され、唯一生き残った妹・禰豆子が鬼にされてしまったところから物語が始まります。鬼の気配を追ってやってきた、鬼を滅殺するための組織・鬼殺隊メンバーの冨岡義勇からの助言により、鬼殺隊という組織に入ることを決めた炭治郎は、親の仇を討つため、妹を人間に戻すため、鬼と戦う道を進んでいくことになったのです。

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累とは、唯一鬼を生み出せる鬼の親玉・鬼舞辻󠄀無惨によって多くの血を貰った、十二鬼月という鬼の幹部のひとりです。十二鬼月には上弦・下弦という区分があり、それぞれ壱〜陸、6人ずつ計12人の鬼で構成され、上弦の壱が最も強く、下弦の陸が最も弱いというランク付けになります。累は下弦の伍なので、十二鬼月のなかでは弱いほうということになりますね。ただ、十二鬼月内で弱いというだけで、他の鬼に比べたら遥かに強い実力を持っています。

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累は那田蜘蛛山と呼ばれる山で、家族とともに暮らしていました。炭治郎たちが山へ入ったときは、累同様人間の姿をした母と姉、顔は蜘蛛で体は人間の父、顔は人間で体は蜘蛛の兄の家族5人でしたね。全員血は繋がっておらず、累が自分に寄せて顔などを作り替えています。他にも家族はいたようですが、累の気に入らない行いをするとすぐに殺されるため、家族は増えたり減ったりしているようですね。

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強い鬼は、血気術と呼ばれる異能の力を発現しますが、十二鬼月である累も当然血鬼術を発動することができます。累は刀でも簡単に斬ることができない鋼糸をあやとりのように駆使し、それで相手を攻撃します。累の家族は蜘蛛ベースになっていますが、このあやとりが蜘蛛の糸と絡んでいるのが理由でしょう。

刻糸牢(こくしろう)

鋼糸を蜘蛛の巣のように編んで撃ち出す技です。アニメでも漫画でも「サイコロステーキ先輩」の愛称でファンから親しまれているモブ隊士は、この技によって体を細かくバラバラにされてしまいました。

殺目篭(あやめかご)

鋼糸を篭状に編み、それを相手の上にかぶせることで逃げ道なく切り裂く技になります。義勇が来なければ炭治郎はバラバラに切り裂かれていた可能性が高いですね。

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刻糸輪転(こくしりんてん)

最も硬度の高い鋼糸を渦状に編み、それを相手に対して放つ技です。こちらも、おそらく当たっていれば粉々に切り刻まれていたのではないかと予想されます。向けた相手が鬼殺隊の幹部のひとりである義勇でなければ刀ごとバラバラになっていたでしょう。

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鬼は基本的に無惨の血を体内に取り込むことで生まれます。累が鬼になったのも、体が弱く布団にいるばかりだった累に血を分けたからでした。無惨自身体が弱かったため、過去の自分に多少累を重ねたのかもしれませんね。本来、鬼が群れるのを嫌う無惨が、累の家族ごっこを容認していたのも、こういったことが理由かもしれません。

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しかし、当然ながら累の両親は累が鬼になることを喜びませんでした。体は丈夫になっても、太陽の下を歩けない上に人を食べなければいけないのですから、当然といえば当然ですよね。そもそも人を食べることも殺すことも抵抗のない無惨は、累が抱えた罪悪感と後悔を知りつつ、彼を甘言で惑わし多くの人間を殺させてきました。

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累はまずなんといっても容姿が可愛いですよね。彼が顔を似せた母と姉も可愛いですが、累自身とても可愛い用紙をしています。顔の模様や目の斑点など独特な特徴はありますが、目の点も顔の点も違和感がなく、愛らしい印象を受けますね。あやとりモチーフの技というのも幼さの演出で可愛い部分ではないでしょうか。

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また、彼は幼い容姿ではありますが、何百年と生きてきた存在でもあります。見た目は子どもであっても決して子どもではありません。家族に対する横暴な振る舞いなどは特にそれがよく現れていますね。しかし、最後本当の両親に出会えたところでは、幼い子どものように両親に寄り添うのです。その、子どもではないけれど子どもから抜け出せない微妙なバランス感が彼の魅力的な部分と言えるのではないでしょうか。

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先述の、子どもでありながら子どもでない、に関わる部分になりますが、累は炭治郎と禰豆子が本物の兄妹だと知ると、身を挺して兄を守った禰豆子を欲しいと思うようになります。炭治郎に禰豆子をくれるよう取引を持ちかけるのですが、その始まりの言葉が「坊や」なのです。

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炭治郎より見目が幼く、先ほどまで子どもの癇癪のように偽の姉や炭治郎たちに攻撃し、禰豆子が炭治郎の実の妹だと知ってからはその関係にひどく動揺していたにも関わらず、その次に炭治郎にかけた言葉は「坊や 話をしよう」という、まるでおじいちゃんが子どもに語りかけるようなものでした。直前の動揺が嘘のように顔を落ち着かせている累の姿は、普段の姿とのギャップが見られるとてもいいシーンでしたね。

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那田蜘蛛山編の名シーンとも言える場所ではないでしょうか。禰豆子を庇うように覆いかぶさった炭治郎たちのもとに、頸を落とされた累の体が近付き、力なく倒れたあと消えゆく背中に優しく手を乗せた炭治郎。その手の温かさに累は自分が本当の両親に対してどういう気持ちを抱いていたのか、何を想っていたのかはっきりと思い出します。

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両親を殺めてしまったこと、鬼になってしまったこと、両親の愛情に気付けなかったこと、そのすべてを謝りたいと願っていた累ですが、鬼として暮らすうちにその想いを忘れ、ただ家族に対する執着だけが残ってしまったのです。炭治郎の優しさですべてを思い出した累が自身の悪行を悔いるシーンは、累の本来の優しさ、炭治郎の底のない優しさを知ることができる良いシーンですよね。

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わりと序盤から血鬼術を使う鬼が出てきたため、鬼は全員血鬼術を使えてしまうような認識なりますが、実際血鬼術を使えるのは強く成長したレベルの高い鬼のみです。人間も食べていない禰豆子が血鬼術を得られるというのは、なかなかに稀有なケースと言えるのではないでしょうか。もちろん、体内に取り込んだ無惨の血液量が多かったことも考えられますが、それでも血鬼術発動まで至ったのはすごいですよね。

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禰豆子は、累との激闘の末、血を流しすぎて眠ってしまいます。しかし、兄のピンチに母の声が聞こえた禰豆子は目を覚まし、流れた血を燃やす「爆血」を体得したのです。人を食べていない禰豆子がまさか血鬼術に目覚めるとは、という驚きのシーンでしたね。この「爆血」は鬼の毒なども浄化する作用があり、今後の戦いでも活躍することになります。

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また、累戦でのもっとも大きな功績といえるのが、炭治郎のヒノカミ神楽の体得です。もちろん、技として使うにはまだまだ不十分で、体得した、と断言することはできませんが、ヒノカミ神楽は鬼を倒すことができると判明しただけで大きな成果ですよね。しかも、ヒノカミ神楽を使えば格上だった十二鬼月とも渡り合うことができたのです。

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炭治郎にはそもそも鬼殺隊に入る素養があったことがわかる場面でもあり、ここもまた読者がより一層作品に引き込まれるシーンといえるのではないでしょうか。このヒノカミ神楽は無惨を倒すための重要な要素になるため、累戦は炭治郎にとって本当に大事な戦いだったと言えますよね。

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禰豆子の血鬼術体得や、炭治郎のヒノカミ神楽体得はもちろんのこと、この那田蜘蛛山編のあと竈門兄妹の存在は鬼殺隊幹部である柱たちに知られることとなり、禰豆子の存在は鬼殺隊を纏めるお館様公認の存在となります。炭治郎が改めて鬼殺隊員として活を入れる場面であり、禰豆子という特異な鬼が幹部たちに知られる重要な場面でもあります。

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那田蜘蛛山編以降、炭治郎と禰豆子はどんどん柱の面々と関わっていくようになり、お互いどんどん能力を伸ばしていくことになるのです。現役の十二鬼月との最初の戦いというのも、炭治郎の現在の実力を知るいいきっかけになっており、那田蜘蛛山編はまさに竈門兄妹にとっての転機となる物語をいえるのではないでしょうか。

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可愛らしい容姿と子どもらしさを残した性格、最期の姿などがファンの間で人気となっている累。敵にも物語があるのが本作の良いところですが、那田蜘蛛山編は無惨の無情さと累の純粋さがいい相対性を表しており、これも累が人気のゆえんかもしれませんね。

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サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://twitter.com/kimetsu_off/status/1163722337084039171