『鬼滅の刃』とは
『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴先生原作の、週刊少年ジャンプ連載中の大人気漫画になります。人を喰べ、人を鬼にしてしまう鬼と、そんな鬼を滅するための組織・鬼殺隊との戦いを描いた本作は、バラバラになる死体やハードな描写が多い作品でありながら、合間に挟まれるギャグパートが面白く、それも人気の理由だと思われます。
戦闘シーンに定評のあるufotableがアニメを制作したこともあり、アニメの戦闘シーンを翔さんするファンも非常に多く、アニメ化から一気に人気を集めた代表的な作品と言えるのではないでしょうか。現在、多くのアニメ、漫画作品があるなか、社会現象とも言えるほど人気になったのはかなりすごいことですよね。
【鬼滅の刃】竈門兄妹【登場人物】
竈門炭治郎
本作の主人公となる竈門炭治郎。鬼に妹以外の家族を殺され、鬼殺隊に入ることを決意しました。母譲りの石頭とずば抜けた嗅覚があるのが特徴で、匂いで相手の気持ちや考えがわかるほど。これによって人間以外の生き物の考えや気持ちを察することもできるようです。水の呼吸とヒノカミ神楽を使うことができます。
竈門禰豆子
本作のヒロインとなる竈門禰豆子。鬼の親玉である鬼舞辻󠄀無惨によって人喰い鬼にされてしまいました。最初はあまり自分の感情を表すことがありませんでしたが、物語が進むに連れ表情豊かになっていきましたね。人を喰べない、天敵である太陽を克服するなど、鬼にしては特異な部分の多い人物です。
【鬼滅の刃】竈門炭治郎の同期【登場人物】
我妻善逸
炭治郎が鬼殺隊に入隊したあと初めて会った鬼殺隊員の我妻善逸。雷の呼吸の使い手で、雷にうたれて変わった金髪が印象的な人物ですね。女の子が大好きで、現在は禰豆子にメロメロです。非常に弱虫で泣き虫ですが、気を失ったり眠ったりすると、自分の雑念が消え本来の強さを発揮します。聴覚が異常によく、相手の考えや鬼や人の違いなどを聴覚で聞き分けることが可能です。
嘴平伊之助
善逸に出会ったすぐあとに出会い、炭治郎、善逸とともに行動するようになる嘴平伊之助。オリジナルの呼吸である獣の呼吸の使い手で、半裸に猪頭の被り物、ノコギリのように刃こぼれした刀が特徴的な人物です。山で猪に育てられたため人間的常識にかけますが、次第に仲間意識というものを芽生えさせるようになります。触覚が異常によく、相手の気持ちなど空気の揺らぎで感じ取ることが可能です。
栗花落カナヲ
同期のなかで唯一最初から鬼殺隊員のもとで育った栗花落カナヲ。胡蝶姉妹に引き取られるまで過酷な環境にいたため、自身の感情というものを失ってしまっていましたが、炭治郎に出会ったことで感情というものを取り戻し始めました。亡くなってしまった胡蝶姉妹の姉、カナエと同じ花の呼吸を使います。目が非常によく、どんなに微かな隙も見逃しません。
不死川玄弥
呼吸を使えないまま鬼殺隊員になった不死川玄弥。呼吸を使えないことから継子にはなれなかったものの、鬼を喰べて力を得ていたことを知った岩柱の悲鳴嶼行冥に弟子として引き取られました。刀だけでなく銃も使用しており、これは呼吸を使えないためだと考えられます。並外れた咬合力と消化器官を持っていることで、鬼を喰べ消化することが可能です。
【鬼滅の刃】鬼殺隊の現柱と元柱【登場人物】
冨岡義勇
現水柱の冨岡義勇。主人公である炭治郎を鬼殺隊へ導いた人物になります。結婚直前だった姉を鬼に殺され、一緒に修行を積んだ友人・錆兎を最終選別で殺され、どこか暗さを持った義勇ですが、炭治郎の直球の言葉に目を覚まし、柱としての自覚を持つよになりました。
胡蝶しのぶ
元蟲柱の胡蝶しのぶ。鬼との全面戦争となる「無限城編」にて、姉を殺した鬼に殺され命を落としました。しかし、姉の仇を討つことをずっと考えていたしのぶは、自身の体を鬼にとっての毒である藤の毒でおかし、敵を滅するきっかけを作りました。いつもニコニコ笑っていますが、内心は鬼に対する怒りを抑えきれなかったようですね。
煉獄杏寿郎
元炎柱の煉獄杏寿郎。物語序盤である「無限列車編」にて、後からやってきた上弦の鬼によって殺されてしまいました。序盤で退場となりましたが、その後炭治郎が強くなるきっかけともなった人物で、鬼殺隊員として、柱として、実力も精神力も申し分ない才能に溢れたキャラクターでしたね。
宇髄天元
元音柱の宇髄天元。元忍で、隠密行動もできますが、忍んでいたときの反動か物凄い派手好きとなり、普段から派手さを求めた格好・行動を行うようになりました。忍だったときの家の決まりで3人お嫁さんがいますが、みんな仲がとてもいいようで、柱引退後も仲良く4人で暮らしています。
甘露寺蜜璃
現恋柱の甘露寺蜜璃。愛らしい見た目に反して、常人の何倍もの筋肉を内包している超人的肉体を持った人物になります。桜色と緑色の桜餅カラーの髪の毛が印象的で、これは染めているわけではなく桜餅の食べ過ぎで変色したのだとか。些細なことでもすぐに胸キュンしてしまい、鬼殺隊に入ったのは生涯の伴侶を見つけるためという少々変わった人物ですね。
時透無一郎
元霞柱の時透無一郎。自身の先祖でもある上弦の壱との戦いで命を落としてしまいました。登場当初は、自分の過去を忘れ、新しいことも覚えられないという状態で、他人に対して非常に冷たい態度で接した無一郎ですが、炭治郎との出会いをきっかけとして自分の過去を思い出し、元の優しい少年へと戻りました。
悲鳴嶼行冥
現岩柱の悲鳴嶼行冥。盲目なのは昔からで、以前は今では考えられないほど細く弱々しい人物でした。お寺で身寄りのない子どもたちと一緒に住んでいましたが、そこを鬼に襲われ、姿が消えて無くなってしまった鬼の代わりに子どもたちを殺した犯人として捕まり、殺されそうになったところをお館様に救われ鬼殺隊員になりました。
不死川実弥
現風柱の不死川実弥。傷だらけの体と、開きすぎて常に血走った目が印象的な人物です。鬼となり弟たちを殺した母親を自ら手にかけてしまった実弥は、生き残った玄弥を残し鬼殺隊への道を進むことにしました。鬼に好まれる稀血のなかでもさらに珍しい血の持ち主で、血を嗅いだ鬼は酩酊してしまうほどです。
伊黒小芭内
現蛇柱の伊黒小芭内。首に巻いた蛇の鏑丸と、左右で違う瞳、常に隠した口元が印象的な人物ですね。物の好き嫌いがとてもはっきりしており、好意を寄せる蜜璃に対しては何をしても頭を抱える程度ですが、他の気に入らない人物に対しては理不尽な怒りを理不尽なままぶつけます。
【鬼滅の刃】家族関係にあるキャラクター【登場人物】
竈門炭治郎と竈門禰豆子
ここは言わずもがなという感じですが、炭治郎と禰豆子は血の繋がった実の兄弟になります。炭治郎と禰豆子の絆は非常に強く、炭治郎の危機を禰豆子が身を挺して守ったり、禰豆子が危ないときは禰豆子を最優先に守ったりするなど、やたらめったらなことでは破れない絆の強さを感じさせますね。
不死川実弥と不死川玄弥
かっ開いた目と苗字からもわかりますが、この2人も実の兄弟になります。竈門兄妹とは異なり仲はあまり良くないようで、自分を追って鬼殺隊に入ってきた玄弥に対して実弥はひどく辛くあたります。しかし、これは実弥の玄弥を想う一心の行動だったようで、「無限城編」にて2人は和解することができました。
胡蝶しのぶと栗花落カナヲ
血は繋がっていませんが、幼いころから一緒に暮らす義理姉妹です。人買いに売られていたカナヲを、しのぶと、しのぶの実姉・カナエが買い取り家族として迎えました。「栗花落」という苗字は、いくつか候補をあげられたカナヲが自ら選んで決めたようですね。似た蝶の髪飾りをしていますが、カナヲがつけているのはカナエのものになります。
【鬼滅の刃】継子や弟子、同門のキャラクター【登場人物】
冨岡義勇と竈門炭治郎
義勇と炭治郎は、同じ人物に育てられた同門の関係になります。そもそも炭治郎がお世話になった鱗滝左近次は義勇の紹介で、義勇もかつて鱗滝の下で修行を行っていました。義勇は炭治郎と禰豆子のために自らの命を賭けるなど、密な絆が感じられますね。
胡蝶しのぶと栗花落カナヲ
義理の姉妹として名をあげた2人ですが、カナヲが鬼殺隊員を目指し、最終選別を受け正式に鬼殺隊に入ってからはしのぶの継子として活動するようになります。そのため普段は「師範」呼びをしていますが、心の中では「しのぶ姉さん」と親しげに呼ぶ様子も見られました。
煉獄杏寿郎と甘露寺蜜璃
蜜璃は、以前杏寿郎の継子でした。オリジナリティが強すぎたため早々に独立してしまいましたが、蜜璃に基礎を教えたのは杏寿郎ということになりますね。面倒見のいい杏寿郎が匙を投げるくらいですから、相当独特な要素を入れていったのでしょう。
悲鳴嶼行冥と不死川玄弥
玄弥が呼吸を使えないため、継子ではなく弟子という形で引き取った行冥。かつて子どもたちを守ったにも関わらず、その子どもの証言で人殺しにされてしまった行冥は、子どもに対して多少の不信感を持っていたようですが、鬼喰いをする玄弥をほっとけないなど面倒見の良さも見て取れますね。
【鬼滅の刃】意外な繋がりがあるキャラクター【登場人物】
胡蝶しのぶと嘴平伊之助
少々悲しい繋がりにはなりますが、しのぶは最愛の姉を、伊之助は実母を同じ鬼によって殺されていました。しのぶはこれを知ることなく鬼に殺されてしまいますが、伊之助はしのぶの言葉に記憶の端にあった母を重ねており、2人の微かに交わった運命が甲斐見えましたね。
悲鳴嶼行冥と我妻善逸
かつて行冥が子どもたちと暮らしていた寺に鬼が侵入したのは、夜中に勝手に抜け出し鬼に見つかった子どもが、自分を見逃してもらう代わりに寺まで鬼を案内したせいでした。この鬼を手引きした子どもというのが、善逸と同じ育手に育てられた兄のような人物なのです。こちらもまた悲しい繋がりですね。
【鬼滅の刃】柱を含む鬼殺隊内での関係性【登場人物】
竈門兄妹を受け入れているメンバー
同期メンツはもちろんのこと、義勇、しのぶ、杏寿郎、天元、蜜璃、無一郎、行冥は竈門兄妹の頑張りを認め、受け入れてくれました。実弥はやはり鬼とそれを連れる炭治郎が許せないようで、小芭内は蜜璃と仲が良いのが許せないようです。
冨岡義勇を嫌っている人物
しのぶの「そんなだから嫌われるんですよ」という言葉から、誰から嫌われているのか気になられていた義勇ですが、彼を嫌っているのは実弥と小芭内だそう。むしろこの2人に好かれることのほうが難しそうですよね。ちなみに義勇、実弥、小芭内の3人は同い年になります。
不死川実弥が好ましく思っている人はいるのか?
炭治郎も義勇も好きではない、という実弥。実弟を除いて好ましく思っている人がいるのか気になるところですよね。行冥に関しては、他の人より信頼を寄せ尊敬している様子が見られるので、行冥のことは好ましく思っているのではないでしょうか。
伊黒小芭内が好ましく思っている人はいるのか?
炭治郎と義勇どころか、他の隊士たちも気に入らない様子の小芭内。蜜璃以外に好ましい人はいなさそうですが、かつて自分を救ってくれた杏寿郎に関しては信頼していたよう。杏寿郎の訃報を聞かされ「俺は信じない」と言ってることから、彼の気持ちが感じられますね。
甘露寺蜜璃と悲鳴嶼行冥は猫友
蜜璃は実家で猫を飼っているため猫好きで、行冥は動物の中で猫が最も好きという共通点から、会えば猫話で盛り上がるそう。行冥はなかなか見た目のインパクトが強いですが、話せば普通に優しい男性のようなイメージがありますね。
【鬼滅の刃】恋愛模様も注目どころ?【登場人物】
伊黒小芭内と甘露寺蜜璃
作中恋愛を明言されているのがこの2人。現状は小芭内の片想いで、蜜璃はしのぶ含めて柱全員気になっている様子。ただ、小芭内とはしょっちゅう文通をしているようで、足を隠す靴下をくれたことから小芭内のことは特に気になっているようですね。小芭内は相当蜜璃に惚れているようで、戦闘中蜜璃の安全を第一に考えて動くほどです。
我妻善逸と竈門禰豆子
善逸の一方的な愛が描かれているこの2人の恋模様。禰豆子は鬼になってから自我を取り戻しておらず、善逸のことは珍妙なたんぽぽとしか思っていないようですが、「無限列車編」で善逸に助けられた際はどこか胸をときめかせたような雰囲気がありましたね。メインヒロインが実妹のため、相手となるのが主人公以外という珍しい組み合わせではありますが、禰豆子の自我が戻った際どうなるのか気になる2人でもあります。
竈門炭治郎と栗花落カナヲ
炭治郎は今のところ年上の女性にばかり顔を赤らめたりしており、カナヲに関しては友だちに接するような態度を見せていますが、カナヲのほうが炭治郎を特別視してそうですよね。カナエの「好きな男の子出来たら変わる」という言葉もありますし、カナヲが炭治郎への気持ちを明確に気付いたら何か関係に変化が現れるかもしれません。
『鬼滅の刃』の登場人物についてまとめ
『鬼滅の刃』は、読み進めるごとに「そんな関係があったのか」と気付かされることも多く、また単行本に収録される「大正コソコソ噂話」で明かされる事実などもあり、何度読んでも楽しく感じられる作品です。いろんなところでキャラクターの繋がりが見られるので、是非細部まで注目したいですね。