ゴワスは『ドラゴンボー超』の「未来トランクス編」から登場したキャラクターで、第10宇宙の界王神です。ゴワスの見た目は、やや悪役っぽかったりモブっぽい見た目ですが、性格は穏やかでドラゴンボールの登場人物たちの中でも達観した精神性の持ち主です。

「未来トランクス編」に出てきたゴワスには、天才的な戦闘センスを持つ弟子の界王ザマスがいましたが、このザマスが「未来トランクス編」において相当な悪でした。ザマスはもともとは正義感あふれる善良な界王でしたが、行き過ぎた正義感が転じて悪に変わってしまった哀れな界王です。

しかし、「悟空たちがいる世界のザマス」は、悟空やビルス達に悪意を見抜かれ消滅させられます。ただ、別の世界のザマスはゴワスの殺害に成功し、ドラゴンボールで悟空と身体を入れ替え、時の指輪という時空を移動するアイテムで「未来トランクス編」の世界のザマスまで味方にしてしまいました。

穏やかな人格者というイメージばかりが先行しやすいゴワスですが、実はかなり博識で、ポタラは界王神以外の人間が使用すると効果は一時間しか持たないという新事実を伝えてくれました。魔人ブウと戦った時にポタラの合体が解けたのは、そのためだったのです。

しかし、このことは最初にポタラをくれた老界王神は知りませんでした。老界王神はポタラは誰が付けても永遠に合体が解けないと思い込んでいたことになりますが、「ポタラによる合体は一時間」という新たな制限は、ベジットの強さを抑えるために後付けした設定のようにしか思えません。

ただ、老界王神はポタラの「合体は一時間ルール」を知らなかったため、博識さではゴワスに軍配があがりそうです。ゴワスと老界王神のどちらが偉いかは、既存の情報だけでは判断しかねる所がありそうです。

しかし、ポタラの実際の効果を知っていたゴワスのことなので、その気になればそれくらいのことはゴワスでも出来る可能性はあります。

ゴワスはお茶とお菓子が大好きというお茶目な所がある界王神ですが、そこが逆に真面目で達観しすぎているゴワスのキャラを適度に崩してくれていて良いです。そして、ゴワスは度々ザマスにお茶くみをさせていた所が印象的でした。

最長老の力が無ければ、悟飯もクリリンもギニュー特戦隊に瞬殺されていたでしょう。せっかくパワーアップしてもギニュー特戦隊には手も足も出なかった悟飯とクリリンでしたが、なんとか一命を取りとめたのは、最長老に潜在能力を解放してもらったからでしょう。

魔人ブウ以上の潜在能力を秘めている悟飯の力を限界以上まで引き出し、ノーマル状態（正確にはアルティメット化）で魔人ブウを超える力を悟飯に与えた功績は大きいですね。その後すぐに悟飯はやられてしまいました。

東の界王神（シン）とポタラで合体したため印象が薄かったキビトですが、キビトも老人宇宙人キャラクターと言えるカテゴリーに属していそうです。『ドラゴンボール超』では再びシンと分離したため活躍が期待されましたが、それほど目立った活躍はしていません。

魔人ブウの復活のために地球にやってきたバビディも、老人宇宙人キャラクターというカテゴリーに属していそうです。完全体セルに匹敵する強さを誇る魔界の王「ダーブラ」を手下にした支配力は凄いです。バビディの魔力は強いものの、バビディ自体の戦闘力は皆無に等しいです。

「ドラゴンボール」の世界では意外と老人宇宙人キャラクターが少ないです。しかし、ドラゴンボールの世界は大統領が老犬ですが、彼は老人宇宙人キャラクターのカテゴリーに入るのでしょうか？