ネタバレになりますがフリーダ・レイスは進撃の巨人の原作63話、アニメ43話で初登場しています。フリーダ・レイスは進撃の巨人でどのように初登場したのでしょうか。

進撃の巨人でフリーダ・レイスは死亡していてヒストリアの回想で初登場しました。調査兵団が中心で兵団組織が王政に反発し、クーデターを起こしている頃、ヒストリアとエレンはレイス家に身柄を拘束されています。クーデターが終わり調査兵団がエレンとヒストリアの救出しに向かっている時、エレンは身動きが取れないよう鎖に繋がれて拘束されていました。

レイス家の主人、ロッド・レイスと拘束されているエレンを助けようとしたヒストリアがエレンに触れた時、エレンは父グリシャの記憶が頭に流れます。同様にヒストリアも彼女が幼い頃の記憶が蘇り思い出しました。ヒストリアに蘇った記憶のシーンで、フリーダ・レイスは進撃の巨人で初登場しました。

フリーダ・レイスは身長171㎝、体重57kgで女性としては高身長な体型をしています。誕生日は2月2日で年齢は推定18歳ということがわかっています。フリーダ・レイスはレイス家の長女で、ウーリ・レイスから始祖の巨人を継承されていました。とても黒髪が美しいかわいい見た目をしているフリーダ・レイスは、アニメでも原作の漫画でも進撃の巨人ファンからもかわいいと話題になった人物です。

フリーダ・レイスは、レイス家を襲撃にしたエレンの父グリシャに襲われ死亡してしまいますが、かわいいと評判の見た目から印象強い進撃の巨人の登場人物になりました。そして、進撃の巨人の元凶とも言える始祖の巨人の継承者で物語と深く関わっている登場人物とも言えます。

フリーダ・レイスは始祖の巨人を継承し続けるレイス家の娘で、始祖の巨人の持ち主です。進撃の巨人に登場し、フリーダ・レイスが継承した始祖の巨人とはどのような巨人なのでしょうか。始祖の巨人が持つ能力や、始祖の巨人を継承してきた人物を見ていきます。

始祖の巨人とは、進撃の巨人の始まりとも言える巨人です。進撃の巨人に登場する九つの巨人のうちの1つで、進撃の巨人に登場する超大型巨人や鎧の巨人、獣の巨人などの元になる巨人になります。超大型巨人や鎧の巨人などは、初代始祖の巨人の持ち主であるユミルが始祖の巨人の力を分けて継承させたことで生まれました。つまり、始祖の巨人は進撃の巨人に登場する巨人たちの親のような元になる存在の巨人です。

始祖の巨人にはいくつか能力があります。まずは巨人達を操ることができる、座標の能力です。座標の能力はレイス家の人間しか使えない能力だと思われていましたが、進撃の巨人の作中でエレンが使えるようになった能力でもあります。そして、始祖の巨人の能力にはエルディア人の記憶を操作する能力があります。始祖の巨人を継承した者達は、145代フリッツ王の思想も受け継ぎますが、過去に関する記憶は全て消されてしまっていました。

始祖の巨人の能力を初めて継承したのは、初代始祖の巨人であるユミル・フリッツの娘たちでした。ユミル・フリッツは3人の娘に始祖の巨人を継承させ、巨人の能力は分裂していきます。そこから王家であるフリッツ家が始祖の巨人の継承を続けていきますが、145代フリッツ王が始祖の巨人を継承させる時、レイス家に始祖の巨人を継承させます。

フリッツ家からレイス家に始祖の巨人の継承が移った理由をネタバレすると、145代フリッツ王は平和主義の思想の持ち主でした。人間と巨人との戦いを終わらせたいと考えたフリッツ王は、自分の子孫たちを守るために壁の中の世界を作り、始祖の巨人の能力をレイス家に身代わりとして託したのです。

進撃の巨人に登場するフリーダ・レイスとヒストリア・レイスの関係をネタバレすると2人は義姉の関係です。フリーダ・レイスもヒストリアもレイス家の領主、ロッド・レイスの娘で母親の違う義姉の関係でした。レイス家は自分の妻を貴族の中から選んでいましたが、ロッド・レイスはレイス家の使用人をしていた女性と関係を持ってしまいます。

ロッド・レイスとレイス家の使用人の間にできた、子供がヒストリアでした。ヒストリアの母は、レイス家の領主であるロッド・レイスの妻になれば良い暮らしができるはずと考えていましたが、ヒストリアの母はレイス家が蔑んでいるユミルの民の人間でした。そのため、ヒストリアの母とヒストリアはレイス家の人間から冷たく扱われています。

しかし、フリーダ・レイスだけはヒストリアのことを本当の妹のように可愛がり、ヒストリアもまたフリーダ・レイスのことを幼い頃、本当の姉のように慕っていました。フリーダ・レイスがヒストリアと義姉の関係であることは進撃の巨人アニメ、原作共にヒストリアの回想で明らかにされています。2人の関係が明らかにされた時、妹を思う姿がかわいいとフリーダ・レイスの評判が上がりました。

進撃の巨人のファンから、かわいいと評判のフリーダ・レイスと主人公エレンの顔が似ていると話題になりました。進撃の巨人のアニメより、進撃の巨人の原作を見てみるとエレンとフリーダ・レイスの描写は目元や眉がよく似ています。エレンとフリーダ・レイスが似ていることについて、考察がいくつかありますがエレンの母親、カルラがレイス家の人間だったのでは？と考察されていました。

カルラがレイス家の人間だったという考察は、王家の人間ではないエレンが王家の人間しか発動できないと言われていた始祖の巨人の能力を発動できたため、エレンにも王家の血が流れていたのでは？と考察され生まれていました。しかし、進撃の巨人最新話までをネタバレすると、エレンが始祖の巨人の能力を発動できたのは王家の人間に触れたからと明らかにされています。

そのため、エレンとフリーダ・レイスの顔が似ている理由は、カルラがレイス家の人間だったのでは？という考察よりも、進撃の巨人の作者の絵柄でたまたま似てしまったという考察が有益です。

フリーダ・レイスはかわいいと評判の登場人物ですが、エレンの父グリシャに襲撃され死亡してしまいます。グリシャがフリーダ・レイスを襲うまでに一体何が起きていたのでしょうか。フリーダ・レイスとグリシャの戦いの経緯を見ていきます。

始祖の巨人の能力を145代フリッツ王からレイス家に継承した時、レイス家の人間で初めてウーリ・レイスという人物が始祖の巨人を継承しました。始祖の巨人を含め、巨人の能力を継承された者にはネタバレになりますが、寿命が決まってしまいます。そのため、始祖の巨人の能力は次の継承者へと移さなければなりません。

ウーリ・レイスから始祖の巨人を継承することになった人物、それがロッド・レイスの娘でレイス家の長女だったフリーダ・レイスでした。フリーダ・レイスは15歳の時に始祖の巨人を継承し、始祖の巨人の能力の持ち主になります。

エレンの父、グリシャについてネタバレすると壁の外の世界、マーレから壁の中の世界へやってきた人間でした。マーレからグリシャはフクロウから進撃の巨人の能力を継承され、壁の中へ行くよう告げられます。グリシャはフクロウに告げられた通り、進撃の巨人の能力を使って壁の中の世界へ行きました。

人間と巨人の戦いを終わらせ平和な世界にするには、巨人を操るための始祖の巨人の能力が必要だとグリシャは知っていました。そこでグリシャは始祖の巨人の能力を奪うために、始祖の巨人を継承していたレイス家の襲撃を決行します。グリシャがレイス家を襲撃した時、フリーダ・レイスは始祖の巨人を継承させようとしていた時でした。

グリシャは始祖の巨人の能力を奪うため、進撃の巨人の能力を使ってレイス家を襲います。フリーダ・レイスは自分の身内を巨人化したグリシャから守るために、自分も巨人かし戦いました。しかし、フリーダ・レイスが巨人化して始祖の巨人の能力を使うのは初めてのことであり、始祖の巨人の能力をうまく使いこなせずグリシャに喰われてフリーダ・レイスは死亡しました。

レイス家の人間が始祖の巨人を継承される時、始祖の巨人の能力を使って不戦の契りが思想に埋め込まれます。不戦の契りとは、145代フリッツ王が交わした契りです。145代フリッツ王は平和主義の人間だったため、始祖の巨人を継承した王家の人間が始祖の巨人の能力を使って戦うことができないよう、不戦の契りを交わしたのです。

そのため、今までレイス家の人間が始祖の巨人を継承しても145代フリッツ王の思想である不戦の契りが邪魔をして始祖の巨人の能力を発動できませんでした。フリーダ・レイスがグリシャとの戦いで巨人の能力を使いこなせなかったのも不戦の契りのせいです。

かわいいと評判のフリーダ・レイスですが、進撃の巨人アニメでフリーダ・レイスの声優は誰が行ったのでしょうか。進撃の巨人のアニメでフリーダ・レイスを担当した声優について見ていきます。

進撃の巨人のアニメでフリーダ・レイスを演じたのは声優、日笠陽子です。アイムエンタープレイズに所属する声優で、声優業だけではなく歌手としても活動しています。歌手活動を行うことは、2012年の進撃の巨人アニメの制作発表と共に発表されました。そして、進撃の巨人のアニメのEDで歌手デビューをしています。フリーダ・レイスの登場は決して多くはありませんが、進撃の巨人と深い関わりの声優です。

進撃の巨人でフリーダ・レイスを選んだ日笠陽子は進撃の巨人の他にもアニメで声優として演じています。進撃の巨人の他にも人気アニメ作品で声優として演じていました。2009年にはアニメ「けいおん！」の秋山澪役を演じていました。進撃の巨人では2018年にフリーダ・レイス役を演じています。

そして、2020年12月現在ではアニメ「呪術回線」で声優として演じています。呪術回線のアニメでは庵歌姫役として声優をしています。

進撃の巨人の作中でフリーダ・レイスは死亡してしまっていた登場人物ですが、ただ死亡したわけではなく始祖の巨人の継承者で物語の重要な鍵を握っていたような人物です。そして、進撃の巨人ファンからかわいいと評判の人物でもありました。

フリーダ・レイスはヒストリアの回想だけではなく、エレンの記憶を描写している場面でも登場しています。フリーダ・レイスは始祖の巨人の継承者でありグリシャに襲われ死亡したところまでは明らかにされていますが、なぜエレンの記憶にフリーダ・レイスの姿が現れたのかまだまだ謎が多い登場人物でしょう。