実写映画版のオリジナルキャラ・フクシについて考察する前に、進撃の巨人のストーリーについて簡単に説明します。進撃の巨人とは、別冊少年マガジンにて2009年から連載開始となった、人類と巨人の戦いの日々を描いたダークファンタジー作品です。進撃の巨人は戦闘シーンのカッコよさと、死を目前にした人間の心理描写が良く描かれており、2015年には前後篇2部作として、実写映画化されました。

突然現れた巨人によって、人類の半数以上が消滅し、文明が崩壊してから100年の月日が経った世界を描いてます。残された人類は、巨大な城壁を築き、その中で日々生活していました。しかし、想定外の大型巨人の手により、城壁が破壊され、再び人類は巨人に襲われてしまうのです。その惨劇から2年、人類は武装した調査団を結成し、奪われた土地を巨人から取り戻すべく立ち上がります。

奪われた土地を取り戻すために奮闘するエレン達は、巨人の襲撃によって窮地に陥ります。調査団最強の男「シキシマ」の手助けにより難を逃れるますが、巨人の侵攻は止まりません。そんなとき、手負いのエレンは仲間のアルミンをかばい、自らが巨人に飲み込まれてしまいました。その姿に誰もが絶望しましたが、突然謎の黒髪の巨人が出現し、他の巨人を襲い始めたのです。

進撃の巨人の実写映画版では、多くのオリジナルキャラが登場します。その中の1人に渡部秀演じるフクシというキャラがいます。フクシは、主人公・エレンも参加している調査団の団員です。同じく調査団の団員である武田梨奈演じるリルとは、恋人同士の関係となります。

フクシとリルは進撃の巨人の前篇のみ登場するキャラであるため、後篇には登場しません。

ここからは、進撃の巨人の実写版映画でフクシを演じる渡部秀の考察をしていきます。渡部秀は、秋田県出身の俳優で、高校在学中に開催されたジュノン・スーパーボーイ・コンテストにて準グランプリを受賞した人物です。

俳優としては「ケータイ発ドラマ 激・恋…運命のラブストーリー…」の広瀬湊役で連続テレビドラマ初出演を果たし、「仮面ライダーオーズ/OOO」では、火野映司役として連続テレビドラマ初主演となりました。

「ケータイ発ドラマ 激・恋…運命のラブストーリー…」：広瀬湊

「仮面ライダーオーズ/OOO」：火野映司

「科捜研の女」：橋口呂太

渡部秀について、熱愛や結婚の信憑性のある噂はありませんでした。しかし、過去には共演していただけにもかかわらず、桐谷美玲、高田里穂、岡本玲の3人の女優と熱愛関係にあるのではないかとネット上で噂になったことがありました。

進撃の巨人は緊迫したシーンの多い世界が舞台であるため、フクシとリルのような恋人関係の存在は、そういったシーンを和らげる中和剤の役割も果たしています。

実写映画版のスピンオフドラマ「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN 反撃の狼煙」の第3話では、フクシとリルを中心とした物語があります。フクシを演じる渡部秀が仮面ライダーシリーズに出演していたこともあり、フクシのアクションシーンは見どころの1つです。

進撃の巨人のスピンオフドラマを視聴することで、実写映画版では出番の少なかったフクシとリルの性格や魅力について、深く知ることができます。

実写版映画・進撃の巨人でフクシとフクシを演じた渡部秀について、考察してきました。そのキャラを知ることも大事ですが、演じている役者を知ることで、より映画を楽しむことができます。本記事を読み、フクシのことを知ってから、実写映画版『進撃の巨人』を鑑賞しましょう。