【約束のネバーランド】タイトルの数字に隠された大きな秘密とは
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『約束のネバーランド Season 2』
約束を果たすまで、絶対に諦めない。
大ヒット脱獄ファンタジーの第2期#約ネバ#UNEXT
「約束のネバーランド」とは週刊少年ジャンプで連載されていたダークファンタジー漫画です。少年漫画らしからぬダークな描写や、緻密に張り巡らされた伏線が話題を呼び、根強い人気を誇っています。原作は2020年6月に完結を迎えましたが、今なおアニメ化や実写映画化されている作品です。
原作は白井カイウ、作画は出水ぽすかが担当しています。「DETH NOTE」や「バクマン。」で有名な大場つぐみ・小畑健と同様の2人体制での制作です。白井による緻密なストーリー構成、出水による躍動感ある作画が上手くマッチしたことも人気漫画へと押し上げた要因の1つと言えるでしょう。
「約束のネバーランド」と同時期には大人気の「鬼滅の刃」も連載していました。「呪術廻戦」も人気を集めるなど、最近の週刊少年ジャンプではダークファンタジーものが流行っている様子が伺えます。アニメ化までされた「呪術廻戦」については以下の記事を参考にしてみてください。
約束のネバーランドのあらすじ
物語の主人公・エマはグレイス=フィールドハウス・通称GFハウスという孤児院で何不自由なく暮らしていました。幼馴染のノーマンやレイ、多くの子供達と共に穏やかな日々を送り続ける…と思いきや、突如として判明した「鬼」の存在、そして自分達が「鬼の食料」として育てられた事実に直面し、ハウスを脱出することを計画します。
アニメ「約束のネバーランド」第1期はエマ達が無事にハウスを脱出するまでを描いています。その途中、幼馴染・ノーマンの出荷が決定したり、エマがママ・イザベラによって大怪我を負わされたりと苦難の日々が続くのです。果たしてエマ達は無事にハウスを脱出できるのか、そして外の世界で待ち受けるものとは…見る人をあっと驚かせる展開が待ち受けています。
約束のネバーランドのタイトルが謎すぎる?
数字とバーコードは、不穏のフラグ。 #約束のネバーランド #アニメ pic.twitter.com/MlQyGoA2Hv
— oiramemo (@oiramemo) January 11, 2019
約束のネバーランドは2021年からアニメ第2期が放送されています。今回はそんなアニメ「約束のネバーランド」から、「121045」などタイトルに使用された数字に込められた意味、伏線の考察について紹介していきます。これまでの展開を知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
【約束のネバーランド】アニメタイトルの数字は首の識別番号?
約束のネバーランドにハマってしまった。
— 背水ノ仁_Dcube3 (@Haisui_no_Jin01) November 26, 2019
危うく首に数字のタトゥーいれるとこだった。 pic.twitter.com/T1H2Lgrj2R
アニメ「約束のネバーランド」第1期のタイトルは全て数字となっています。第1話が「121045」、第2話が「131045」、第3話が「181045」です。一見、後ろの数字が同じことが分かりますが、前の数字は何と関連しているのでしょうか。法則性があるような、ないような、意味がよく分からない数字の並びとなっています。
約束のネバーランドの「数字」タイトル以外にも?
原作やアニメを見た方は承知のとおり、「約束のネバーランド」に数字はよく出てきます。それは主人公・エマをはじめとする、孤児達の首元にある識別番号です。例えば、エマの識別番号は「63194」、ノーマンの識別番号は「22194」などです。これらの数字はGFハウスの子供達やその出身者である大人に必ず刻印されています。
このことから、アニメタイトルの数字と首の数字は関連性がある可能性が高いのではないでしょうか。次からは個々の数字の法則性について、読み解いていきます。
【約束のネバーランド】タイトルの数字と識別番号の法則性とは
でははじめに、アニメ「約束のネバーランド」第1期内のタイトル同士に関連性があるか見ていきましょう。
アニメ「約束のネバーランド」第1期タイトル一覧
約束のネバーランド観る!と思って開いたんだけどタイトルの数字羅列何?観ればわかる??? pic.twitter.com/D7D58PtBwQ
— モモキャベツ (@momokyabe) April 25, 2020
第1話から第12話までのアニメタイトルを一気に列挙すると「121045」「131045」「181045」「291045」「301045」「311045」「011145」「021145」「031145」「130146」「140146」「150146」となっています。
タイトルの上2桁が連番になるところもあれば、下4桁が連番になるところもあるかといってそれらが同時に連番になるところはないです。この時点では、タイトル同士における法則性はあまり見出せません。
首の識別番号の法則性
『出荷』は2019年11月です⛪
— ヴィレッジヴァンガードオンラインストア (@vgvd) July 5, 2019
「約束のネバーランド」より
子どもたちの首筋に刻印された“識別番号”が
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首の識別番号はどうでしょうか。エマの首に書かれている数字は「63194」、ノーマンは「22194」、レイは「81194」となっています。同じく11歳の3人は下3桁が同じです。しかし、上2桁の数字はバラバラです。やはり法則性はないのかとあきらめかけたその時、ヒントとなる伏線が約束のネバーランド4巻にありました。
それはレイが記憶している赤ん坊の時に見た数字です。レイの隣の赤ん坊は「91194」という数字が刻まれていました。レイが「81194」なので、上1桁の数字が連番、そして他の数字は同じものとなっています。
この伏線を手がかりに識別番号の意味を考察すると、「生まれた順番に番号が決められた」のではないでしょうか。とはいっても素直に書くのではなく、「逆にした数字」で刻まれたと考えます。つまり、エマは「49137」、ノーマンは「49122」となります。しかし、これではアニメタイトルの数字と全く違ってくるため、首の識別番号との関連性は否定されてしまいました。
GFハウスで暮らしている他の子供達の識別番号は次のとおりです。エマ・ノーマン・レイと同じく年長組のギルダは「65194(49159)」、ドンは「16194(49161)」となっています。
また、アニメ第1話目で出荷されてしまったコニーは「48294(49284)」、年少者の中で飛びぬけて頭がいいフィルは「34394(49343)」です。フィルについての伏線や考察は記事を参考にしてみてください。
加えて、大人組にも識別番号は刻まれています。ママ・イザベラが「73584(48537)」、シスター・クローネが「18684(48681)」となっており、エマやレイ・ノーマン達との間に約500人の子供達が生まれていることになります。
イザベラやクローネにおける伏線・考察については以下の記事がおすすめです。
【約束のネバーランド】タイトル「121045」はコニーの出荷日?
【約束のネバーランド 第01話(新)】「121045」https://t.co/s6h5yMa6OP pic.twitter.com/1isI0QOqWF
— 神まみた (@kami_mamit) January 17, 2019
今度はアニメタイトルとその内容を照らし合わせていきましょう。すると、とんでもなく驚きの真実が判明しました。実は第1話目「121045」から、その答えは視聴者に提示されていたのです。
アニメ第1話「121045」というタイトルが示すもの
『約束のネバーランド』第1話:こう来るのかって感じで掴みはばっちり。これは続きが気になる。大胆な時計演出が印象的。作中では時間経過が重要ってこと?サブタイトルも日付だし。公式サイトで確認したらコニーは頭は良くないようだから「出荷」の順番は謎。子供達の首に書かれている数字も気になる pic.twitter.com/3EMelKR2jZ
— アニミスク (@animisc) January 11, 2019
アニメ「約束のネバーランド」第1話目は後半において衝撃の展開が待っています。それはハウスの孤児の1人・コニーが無事に里子へ出されるという時、「鬼」という異形の化け物によって殺されてしまうのです。
ある理由で偶然その場に居合わせたエマとノーマンは、「食料として自分達は育てられていたのだ」という真実を知ります。そこから物語は静かに趣を変えていくのですが…ここで注目したいのが、コニーが出荷された日付です。アニメの映像を確認すると、「2045年10月12日」となっています。この数字に何か見覚えがありませんか?
アニメ第1話のタイトルは「121045」です。先程の年月日を当てはめると、「12日10月(20)45年」となります。まさかと思いますが、他のタイトルも見てみましょう。ノーマンが出荷された第9話は「2046年1月13日」、タイトルは「131146」となっています。また、レイが出荷される予定であった「2046年1月15」は第12話の「150146」とリンクしています。
アニメ「約束のネバーランド」タイトルの意味はずばり…
ずっと気になってた疑問が晴れたのをフルスコア組に代弁してもらった
— 茶都利 (@c88UY4IJxqHFeS3) March 30, 2019
(あくまで推測)
※10話〜12話のタイトルが間違っていたので訂正しました。#約束のネバーランド#約ネバ#フルスコア組 pic.twitter.com/hH4wC5NKIr
つまり、アニメ「約束のネバーランド」で付けられているタイトルの意味を考察すると「アニメの内容が起きた日、あるいはその前後の日」が付けられているということになります。ここまで分かると、他のタイトルも同じように考えることができます。
例えば、第2話タイトル「131045」はレイがエマ・ノーマンと脱獄の仲間となった日「2045年10月13日」を意味しています。また、第4話タイトル「291045」はドンとギルダが仲間となった「2045年10月29日」を示していました。エマ達が語っている日取りや、時間経過を追っていくとぴったり合うことが分かるでしょう。
【約束のネバーランド】全識別番号から読み解く考察を紹介
エマ達に刻まれている識別番号は「生まれた順」であったことが分かりました。しかし、その真の法則性は別にあったのではないかという考察も発見したので紹介します。
GF出身者の識別番号の真の法則性
前に投稿したけれど(間違えて削除してしまったやつ)認識番号を逆にして(81194→49118)番号順に並び替えると、生まれた順になっていて、そこから計算される、いつ辺りからGF農園が始まってるのかという考察。#約束のネバーランド #約ネバ pic.twitter.com/HkkUJAzSp5
— もちきなこ (@kinako_omochiii) August 11, 2017
約ネバファンの中には、全識別番号からGFハウスなどの農園開設時期を割り出す強者まで現れています。物語が進むと、約束のネバーランドの世界は「鬼」と「人間」の世界が隔てられてから約1000年経過していることが分かります。そこから出荷された人数と各識別番号と合わせて導き出したとのことです。
このようにアニメ「約束のネバーランド」はタイトルまでもが仕掛けを施されており、伏線を考察する者にとっては「面白すぎる」作品となっています。ちなみに、タイトルにおいては原作も負けてはいません。タイトル同士が1つの文として意味を持つ形になるものもあります。それらを探しながら読み返すのも楽しいでしょう。
アニメ第1期タイトルは「脱獄までのカウントダウン」だった?
#約束のネバーランド アニメ2期カウントダウン pic.twitter.com/2v01tMAv3V
— あおあめ (@Blue_Bonbon) January 6, 2021
アニメ「約束のネバーランド」のタイトルは第2期から「EPSODE○」へ変化しています。何故第2期からは数字ではなくなってしまったのでしょうか。その意味を考察した説には、第1期のタイトルが「脱獄成功までのカウントダウン」だったのでは?というものが有力です。
アニメ第12話を経て、エマ達は無事に脱獄することができ、外の世界へと足を踏み入れました。その時点でもはや「食用児としての識別番号」は意味をなさなくなります。エマ達が自由に生きていく証として、「管理されている食用児」と繋がりが深い「数字でのタイトル」が終わったのではないかと考えます。
【約束のネバーランド】タイトルさえも楽しめる最高の作品
約ネバのタイトルってつなげると文になってること多いんだよね。
— 椎ナ林檎じゅーす100% (@shiinaapple100) May 12, 2019
91話+92話→ありったけを撃ちまくれ
94話+95話→全員 生きて帰ろうぜ
99話+100話→クヴィティダラ到着
1話+2話→GFハウス出口
他にもあったら面白いかも#約束のネバーランド #約ネバ pic.twitter.com/NG607ZupuJ
今回はアニメ「約束のネバーランド」第1期のタイトルに込められた伏線を考察してきました。各キャラの識別番号もそうですが、「数字」に対する強い思い入れが感じられるものでした。
脱獄後のエマ達にはその後もさまざまな困難が待ち受けています。唯一の希望である「ミネルヴァさん」探しの過酷な道中や、鬼の貴族階級が「お遊び」で食用児を殺して食べる場所に放り込まれることもあります。
GFハウスで死んだはずのキャラが実は生きてる事実が判明する場面や、「鬼の始祖」が求める「ごほうび」と対価に人間の世界へ旅立つまで…エマ達の冒険は果たしてハッピーエンドを迎えることができるのでしょうか。今後の「約束のネバーランド」も目が離せません。