【約束のネバーランド】レグラヴァリマ登場までのあらすじ
主人公のエマは、孤児院で里親を待ちながら他の孤児たちと暮らしていました。ある日を境に、エマたちは鬼が食べるために育てられていることを知り、脱出を図ります。数々の頭脳戦を経て、エマたちは犠牲を払うも何とか脱出することに成功します。その後、森の中で遭遇した人間を食べない鬼のムジカとソンジュ遭遇し、鬼の世界の実情を把握しました。アニメでは、このあたりから原作とは違う展開です
ムジカやソンジュとは別れたエマたちは、人間の味方であるミネルヴァという人物に会うべく、ゴールディ・ポンドという場所へ向かいます。道中でエマは密猟者に捕まってしまい、そのまま着いた場所こそがゴールディ・ポンドでした。そこは、鬼が密かに人間を狩る狩猟の場となっていたのです。ここから先の展開を知らない方は、ネタバレに注意してください。
ゴールディ・ポンドから脱出するために、エマは自分と同じくその場にいた人々と協力し合うことで、強敵である貴族の鬼たちを相手に辛くも勝利します。猟場をも破壊したエマたちは見事に脱出し、犠牲を出しつつ追手から逃げながらも、ついにミネルヴァの元へたどり着きました。しかし、ミネルヴァの正体はかつて孤児院で犠牲となったノーマンでした。
ノーマンは、鬼を全滅させる目的を果たすために鬼同士で潰し合ってもらおうと、鬼の社会から追放されたギーランという鬼と同盟を組みます。それに対してエマは、争わない選択肢を取り、正体不明の鬼の頂点と呼ばれる鬼へ会いに行きます。鬼の頂点は、かつて人間と鬼を二つの世界にした存在です。
エマが鬼の頂点と会おうとしている頃、鬼の社会の管理者である貴族の鬼たち「五摂家」は、鬼の世界で君臨する女王「レグラヴァリマ」と会議をしていました。ここで初めて、鬼の女王が登場しました。本誌では131話に該当します。まだアニメではここまで物語が進んでいませんが、アニメ独自の展開からどう繋がっていくのか必見です。
【約束のネバーランド】レグラヴァリマの基本プロフィール
【#約ネバ展 CHARACTER FILE No.12 レグラヴァリマ】
— 約束のネバーランド展【公式】 (@yakuneba_ten) September 7, 2020
鬼の世界を統べる女王。高い戦闘力を持ち、欲深く傲慢で、富や地位、美食など全てのものを手に入れるために手段を選ばない。農園設立以来の最上物であるノーマンを自分のものにするために試験農園に送った。#約ネバ pic.twitter.com/8lXRphXGbK
鬼の世界のトップに立つ女王であるレグラヴァリマがどんな鬼なのか、基本的な情報をおさらいしながらその正体に迫りましょう。まだ本編を未履修の方や、アニメのみを視聴している方は、ネタバレに注意してください。
レグラヴァリマの経歴プロフィール
缶バッジはノーマンだったよ!
— かな🌸 (@chonpeeee) December 22, 2020
レグラヴァリマかっこいい!
イザベラ好きだからイザベラテーブル嬉しかった😆
アクスタもイザベラでした🥰 pic.twitter.com/j8T7ORDDBW
レグラヴァリマは、王族の血を引く特別な鬼です。先代の王だった父親を自ら殺すことで女王になるという凄惨な経歴を持ちます。その後は、食用として育てられた人間は食べない宗教「原初宗教」を廃止し、その宗教を重んじる鬼たちを追放しました。その理由は、原初宗教とは真逆の食用児を育てる「農園」を幾つも作り、人間を食料として安定的に供給させるためでした。
女王となって以降は、絶対的な王政を敷き、自分の邪魔となる存在は容赦なく追放していきました。現在ノーマンと同盟を結んでいる元五摂家の鬼ギーランも、レグラヴァリマから追放された一人です。
レグラヴァリマの人物像や特徴
約ネバのレグラヴァリマ女王陛下ってキャラ凄い好み
— ヒイロ・ユイ@アイズ下方までコンパス低浮上 (@hiiro5450) April 27, 2020
自分が1番っていう揺るぎない自信をもった喋り方とかめっちゃ好き pic.twitter.com/DWh7KrkZ4S
レグラヴァリマは女王としての威厳もありますが、同時に極めて欲望に忠実な性格の持ち主でもあります。父親を殺して王座に就いたことや、民が食糧難になっても食用児を分け与えなかったことなどが欲深さを示しています。また、農園を設立して以来の最高の逸材であるノーマンを独占するために、「あの方」とも呼ばれる鬼の頂点に渡らないようにしたこともあるほどです。
レグラヴァリマは、その容姿からも女王の風格が伝わります。比較的身長も高く、仮面を取っても鬼としては美形の顔をしています。また、セレブリティな服装に身を包んでおり、まさしく女王です。
【約束のネバーランド】レグラヴァリマの強さと能力
レグラヴァリマ pic.twitter.com/4kihnh13YV
— ノーマン (@nouman_0321) April 7, 2020
レグラヴァリマの強さを紹介する前に、もしまだアニメの展開しか把握していない方や、漫画を読み始めたばかりの方は、ネタバレに注意してください。
明日会う約ネバ友の為に急遽レグラヴァリマのカッコイイ絵を描くことに😂 pic.twitter.com/I2I4hVPWdg
— とどろ (@binakabinaka) January 3, 2020
レグラヴァリマは五摂家を含む鬼の中でも、強さで右に出る者はいない最強の鬼です。その強さは五摂家すら彼女には勝てないと言わしめており、実際に終盤での戦闘シーンでは遺憾なくその実力を発揮しています。レグラヴァリマがそこまでの実力を持つ背景には、王族であることが一番大きいです。
【約束のネバーランド】レグラヴァリマの核は2つ?
約ネバ単行本読み返してたら女王レグラヴァリマの三つ編みが実は三色も使ってて非常に手間がかかるオシャレさんだと知りました。家来に編んで貰っていたのか?w pic.twitter.com/FNCWhdwAnC
— モロ平野 (@8O7TEPVybIxEZ9U) October 14, 2020
王族では、通常は1つしか持たないとされる鬼の弱点「核」を2つ持って生まれてくるというレアケースがあります。この稀に見る例外的な鬼に該当するのがレグラヴァリマです。彼女は王族として高い実力を持っているだけでなく、さらに弱点である核を2つも備えています。規格外なこの強さは、まさに女王たる所以です。
【約束のネバーランド】レグラヴァリマはソンジュの姉?
【#約ネバ展 CHARACTER FILE No.6 ムジカ/ソンジュ】
— 約束のネバーランド展【公式】 (@yakuneba_ten) July 27, 2020
鬼社会から離れて旅をする、人間を食べない鬼達。偶然出会ったGFハウスの脱獄者らを助け、彼らに世界の知識や狩りを教えた。この時間は、のちの鬼社会を一変させる契機に。王都襲撃の際にはエマたちに協力し、女王レグラヴァリマと対峙する。 pic.twitter.com/vx6IxS8YLW
レグラヴァリマには弟が2人います。そのうちの1人の正体は、森の中でエマたちが遭遇した原初宗教を信仰する鬼であるソンジュです。彼は鬼の世界における王子であり、かねてより原初宗教を信仰していました。しかし、人間と鬼が分断された後の世界では、食用の人間を食べずにいたため退化してしまい、檻に入れられてしまいます。
そこでソンジュは、初めてムジカに出会いました。元の姿に戻してくれたムジカに恩義を感じた彼は、ムジカを守り抜く護衛となってと共に脱出し、世界各地を転々としていたのです。このような経歴を持つソンジュに対して、終盤で再会したレグラヴァリマは「愚かな裏切者」と揶揄していました。
もう1人の弟の正体は、レウウィス大公です。彼はエマたち食用児とゴールディ・ポンドにて対峙していました。彼の正体もまた、ただの鬼ではなく王族の血を引く鬼だったのです。そしてレウウィス大公もソンジュと同様に、現在の王政を手伝おうとはしない姿勢を貫いています。
【約束のネバーランド】レグラヴァリマは異形の姿に?
あと年末年始に約ネバ一気読みしたんですけど、女王陛下が美人外すぎた。
— むつき (@mutsu_k1) January 6, 2021
王族たち美形すぎんか⁇⁇⁇ pic.twitter.com/kPlD8Munh7
レグラヴァリマは鬼の中でも容姿端麗です。しかし、女王でも異形の姿に変貌してしまいます。どのようにして美しい姿は崩れていったのか、ネタバレをしながらその過程を紹介します。
エマたちとの最終決戦
レグラヴァリマの真価が見れるのは、物語の終盤にあるノーマンやエマたちの襲撃時です。五摂家のほとんどを殺されたレグラヴァリマは、生き残った五摂家の一人を退避させ自ら前線に出て戦闘を始めました。
レグラヴァリマは、かつて追放され復讐に燃えるギーランを容易く殺し、ノーマンの仲間であるザジと対峙します。ザジは毒が備わった武器による攻撃をレグラヴァリマの弱点に命中させ、倒すことに成功しました。同時に、エマたちがその場へ駆けつけました。
第2ラウンド
倒されたかに見えたレグラヴァリマは、再び立ち上がります。身の回りに転がる鬼の死体をむさぼり、徐々に食べた鬼が身体中に現れていきます。そうすると、突然体が真っ二つに分断されていき、中からは顔のないレグラヴァリマが出てきました。ザジを軽く圧倒したレグラヴァリマは、異形の姿を経て強くなり再生したのです。
【約束のネバーランド】レグラヴァリマの最期
2020年2月11日(火・祝)
— YOSHIO (@440x440) February 11, 2020
今日読んだマンガ
約束のネバーランド 17巻
前勤めてた
学校の学生
が面白いですよ!
と勧められて
読み始めたマンガ!
世界を統治する
鬼の女王
レグラヴァリマ
と五摂家
vs
ノーマンと
農園解放軍!
果たしてノーマンの
計算見通りに
鬼は絶滅するのか!? pic.twitter.com/n126g0kDxd
レグラヴァリマが復活したところで、ソンジュとムジカが到着します。ソンジュはレグラヴァリマを倒そうとしますが、やはり力の差は大きいです。ソンジュがトドメをさされそうになったその時に、ムジカが怯まずに割って入りました。ムジカはレグラヴァリマに対して、「なぜそこまで飢えているのか」と問いただします。
同時に、レグラヴァリマは頭の中でこれまで食べてきた鬼や人々の記憶や声がなだれ込み、自ら食べたものを消化しきれなかったため息絶えました。
【約束のネバーランド】レグラヴァリマは何故ノーマンにこだわっていたのか
【#約ネバ展 CHARACTER FILE No.2 ノーマン】
— 約束のネバーランド展【公式】 (@yakuneba_ten) June 29, 2020
農園設立以来の天才少年。女王レグラヴァリマの私欲により、試験農園ラムダ7214に移送となる。ラムダ脱獄後、食用児達のために鬼社会を滅ぼすことに心血を注ぐ。和平を目指すエマと対立するが、和解後は共に人間の世界へ渡る道を目指した。#約ネバ pic.twitter.com/ThawqWY9fw
レグラヴァリマはノーマンに固執していました。その大きな理由は、ノーマンが農園を設立して以来の逸材だからです。彼は、農園内で測定される身体能力や学習能力のテストなどで満点を出す食用児たち「フルスコア組」と呼ばれています。より能力の高い食用児を食べることで、鬼は力をつけることができます。
レグラヴァリマもその一人でした。特に欲深かった彼女は、ノーマンが最高の逸材と知りながらも鬼の頂点に食べさせないために、違う農園へ移送させていました。これが皮肉にも、ノーマンとエマの再会を生み出すことになっています。
【約束のネバーランド】レグラヴァリマは欲深き嬢王
実写化はよくわかりませんが女王レグラヴァリマさんには生きていてほしいです pic.twitter.com/vNCKX0HXRn
— 欠乏症 (@mmmmegane2) September 28, 2019
レグラヴァリマがどのような鬼か、ネタバレを含めて紹介しました。彼女は、人や鬼といった種族など関係なく、全ての生物に恐怖を与える最強にして最恐の女王と言えるでしょう。