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約束のネバーランド

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【約束のネバーランド】ソンジュの正体がヤバすぎ|ムジカといる理由~人を食わぬ鬼とは?

2021.08.03

漫画『約束のネバーランド』にて、エマやノーマン、レイたちの味方である鬼「ソンジュ」は異端の存在です。『約束のネバーランド』におけるソンジュの正体や、ソンジュにまつわる考察、邪血の少女の鬼ムジカとの関係性、アニメ版の担当声優などについて解説します。

  1. 【約束のネバーランド】ソンジュ初登場までの話のあらすじ
  2. 【約束のネバーランド】ソンジュの基本プロフィール
  3. 【約束のネバーランド】ソンジュが人間を食べない理由
  4. 【約束のネバーランド】ソンジュの正体はまさかの貴族?
  5. 【約束のネバーランド】ソンジュとムジカが共に行動する理由
  6. 【約束のネバーランド】ソンジュと言う名前の由来
  7. 【約束のネバーランド】ソンジュの活躍を振り返る
  8. 【約束のネバーランド】ソンジュはかなり強い鬼
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引用: https://www.amazon.co.jp/%E7%B4%84%E6%9D%9F%E3%81%AE%E3%83%8D%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89-1-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%97%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E5%87%BA%E6%B0%B4-%E3%81%BD%E3%81%99%E3%81%8B/dp/408880872X/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E7%B4%84%E6%9D%9F%E3%81%AE%E3%83%8D%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%891&qid=1614283129&s=books&sr=1-1

"約ネバ"の愛称で知られる『約束のネバーランド』は、主人公のエマを軸に物語が動き始めます。エマは、里親が見つかるまで孤児院「グレイス=フィールドハウス」で生活していました。エマは孤児院の中でも身体能力に優れた優秀な子供です。孤児院では、エマだけでなくさまざまな孤児がいました。頭脳明晰なノーマンや、冷静沈着で読書好きなレイも共に優秀で、日々競い合っていました。

ある日、コニーという少女が孤児院から里親の元へ行くことになりました。当日、コニーが置き忘れた人形を見つけたエマとノーマンは、コニーに届けようとします。そこで、二人は真実を知ることになるのです。それは、自分たちがいるのは孤児院ではなく、鬼専用の食用児として育てられる農園にいるということでした。

それを知ったエマとノーマンは、レイにもこの事実を伝え、共に農園からの脱出計画を練り始めました。それを機に、農園を仕切るママ・イザベラをはじめとした大人たちと頭脳戦を繰り広げていきます。その中で、レイの正体が最初から鬼の存在を知っていた上に、イザベラのスパイであることが判明します。それでも、ノーマンがレイを新たにスパイとして仲間にしたことで、さらに脱出計画は進行します。

レイはエマとノーマンを脱出させるために、自ら焼身自殺をして火事を起こすことでチャンスを作ろうと密かに考えていました。しかし、ノーマンはレイが自己犠牲の考えを持っていると先読みしていたため、レイとエマたちを逃がそうと自分が犠牲になりました。当初は序盤で犠牲になったノーマンについて、さまざまな考察がなされていました。

ノーマンの犠牲によって、エマとレイたちは辛くも農園の脱出に成功しました。その後、彼女たちはミネルヴァという名の人物と会うことを目的に動くも、早速森の中で危険にさらされます。森には野生の鬼が無数に生息し、さらに農園から追手までやって来るという危機的状況です。そんなエマとレイたちの元へある人物が助けに来ました。その人物の正体こそ、ソンジュとムジカです。

『約束のネバーランド』はアニメ化されており、第1期に続き、第2期が放送されています。ちょうどここまでの展開は約束のネバーランドの原作通りです。エマ役は声優の諸星すみれ、ノーマン役は声優の内田真礼、レイ役は声優の伊瀬茉莉也です。また、第2期ではソンジュとムジカも登場するので、この2人にもきちんと声優声を吹き込んでいます。

追加で補足すると、実写映画化された方の『約束のネバーランド』では、ここまでの展開はありません。映画では、エマたちが農園から脱出する展開を軸としています。

ノーマンの犠牲により脱出したエマとレイたちは、森の中で鬼に出会います。その一人がソンジュです。ソンジュはアニメの第2期で登場し、神尾晋一郎が声優を担当しています。ここでは、アニメにも登場するソンジュの経歴や特徴について触れていきます。

ソンジュの経歴プロフィール

ソンジュは、常に鬼の少女ムジカと一緒に各地を転々としている鬼です。森の中で偶然エマたちを発見し、興味本位で助けていました。何も知らないエマたちに、鬼の世界の実情や、鬼を倒す方法、野営の仕方などを教えたのもソンジュとムジカです。社会から追放された過去を持つソンジュとムジカは、自分たちのことを「異端の鬼」と称しています。

ソンジュの人物像や特徴

ソンジュは、体格こそ鬼の中ではそこまで大きくありませんが、通常の大人よりは一回り大きいです。矛のような武器を所持しており、有事の際にはそれを使って対処しています。ソンジュはムジカと同じ独特の宗教観を持っているため、普通の鬼とは違って農園から出荷される人間を食べることは決してありません。また、ムジカの護衛を担っており、ムジカに手を出そうとする者には容赦なく潰しにかかります。

先述の通り、ソンジュは農園から出荷される人間を食べることは絶対にありません。『約束のネバーランド』において、鬼が人間を食べるのは普遍的な出来事であるため、より一層ソンジュの存在は特殊となります。なぜソンジュは食べないのか、その理由について解説します。

ソンジュの信仰する宗教上の問題

ソンジュはある宗教観を持っています。それは「原初信仰」というものであり、ソンジュはかつて追放される前に、師匠からその価値観享受された過去があります。原初信仰とは、狩猟でのみ得られた生物の命を食べ、人工的に育てられたものは食さないという価値観を主軸とした宗教です。

ソンジュはこの原初信仰の宗教者であるため、農園から出荷されるような人間を食べることはありません。唯一食べることが可能なのは、狩りの果てに討ち取った人間のみです。鬼の社会では農園から出荷される食用児だけを食べることが普通のことであり、ソンジュはその社会において、人間を食べることができないのです。

本当だったら人間を食べている

ソンジュは原初信仰を崇拝していますが、「養殖された人間」に該当しなければ狩りを行って最終的に食べます。実際に、鬼と人間が一つの世界で争っていた時期に、ソンジュは人間を相手に戦った過去を持っています。また、ソンジュは狩りで人間を食べることが不可能となった今では、久々に人間を食べたいとも発言していました。そのため、原初信仰の考えに反しない場合は人間を躊躇なく食べます。

ソンジュは普通の鬼ではない要素がいくつかあります。邪血の少女であるムジカと共にいることや、原初信仰の信仰者だということです。それに加え、ソンジュの出自に関してもその一つと言えます。

追放される前のソンジュはどんな鬼だったのか、ソンジュの正体に触れていきます。まだ未見の方がいましたら、ここから先はネタバレに注意してください。

五摂家の出であるソンジュ

ソンジュの正体は、五摂家と呼ばれる鬼の貴族の集まりから出た鬼であると考察されています。五摂家とは、『約束のネバーランド』にて鬼の社会を管理する貴族鬼の集まりです。追放される前のソンジュは優しく、鬼たちの中でも評判の良い鬼でした。ソンジュの出自が明かされるまでは多くの考察がなされ、敵説や途中で死亡した説などを挙げる読者もいました。

姉は女王?

ソンジュには姉がいます。その姉の正体は、鬼の世界の女王レグラヴァリマです。レグラヴァリマは、貴族の鬼である五摂家を上に立ち鬼たちを統べる女王です。レグラヴァリマは私利私欲のためなら、容赦なく犠牲を生み出す性格を持っています。自分の親を自ら殺害し、玉座に座ったほどです。また、邪血の少女を邪魔者扱いし追放したのもレグラヴァリマです。

女王レグラヴァリマは、『約束のネバーランド』のラスボス的な存在です。レグラヴァリマの実力は凄まじく、五摂家でも歯が立ちません。物語の終盤にて、エマたちを苦しめる敵でもあります。

鬼の社会から追放されてしまったソンジュとムジカですが、彼らは常に共にいます。その理由に加えて、ムジカがいったい何者なのか、なぜ邪血の少女と呼ばれるのか、などについて解説します。

ムジカの正体

ムジカの正体は、邪血の少女と呼ばれる特殊な血族の生き残りです。ムジカは人間を食べずとも、一度として退化することがありません。邪血の少女と呼ばれているのも、ムジカの血が人間を食べなくていい効果を持つことが理由です。それは、「食用児の供給」という権利で、鬼の社会を支配する女王と五摂家にとっては邪魔となる存在だったのです。それゆえにムジカは収監されていました。

ムジカを脱走させたのはソンジュ

ソンジュもまた、自ら信仰している原初信仰の教えに従っていたため、一時は退化してしまい収監されていました。そこで偶然にも、ムジカと遭遇します。ムジカが「邪血の少女」と呼ばれる所以の特殊な血をソンジュに分けたことで、ソンジュは元に戻りました。これを機に、ソンジュはムジカの護衛となって自分と共に脱走させたのです。

ムジカについてもソンジュと同様に、死亡説や、鬼の頂点と繋がっている説などの考察が挙げられていました。ソンジュやムジカのように、物語が進むにつれて詳細が明かされる登場人物はこの作品には何人かいることもあるので、さまざまな考察が出やすいのが『約束のネバーランド』の特徴の一つです。

ソンジュの名前の由来は、一部では英語の「song」が由来なのではないかと考察されています。その大きな理由が、ムジカの名前の由来です。ムジカの名前の由来は、イタリア語の「musica」なのではないかと考察されています。これになぞっていけば、ソンジュの名前も音楽と関連性があると考えることができるため、このような考察が立てられています。

元々は高貴な一族の鬼だったソンジュですが、今では邪血の少女であるムジカの護衛として共にいます。『約束のネバーランド』の、代表的なキャラクターの一人でもあるソンジュの活躍を振り返っていきましょう。

【約束のネバーランド】レイの窮地

エマとレイたちが森の中でさまよい、未知の危機に直面します。特にレイは、逃げる最中に農園からの追手と遭遇してしまいます。そこへ偶然かけつけ、救ってくれたのがソンジュでした。ソンジュは、馬のような姿をした鬼に乗ってレイを抱えながら、避難先の洞窟へ連れていきました。そこには、ムジカやソンジュに救われた脱走組のみんながいたのです。

救った目的が自分の目的のためだったとは言え、エマたちと友情を築いた上に終盤では共に戦ったこと等も踏まえると、ここでのソンジュの活躍はピックアップされるべきでしょう。

【約束のネバーランド】邪魔者の排除

エマたち脱走組が新たな目的地へ向かった直後のことです。農園からやってくる追手が来るのを知っていたソンジュは、「邪魔者を消してくる」と言いエマたちに追手が来ないよう対処しようとしていました。農園に戻そうとする鬼たちを一人で相手にできるソンジュの強さが示唆された場面です。

回想シーンにおけるムジカは、「農園に出せば半年は楽に生きられる」と言い農園の脱走者たちを突き出してもいい姿勢でした。しかし、実際のところムジカはエマたちと友達になり、ソンジュも彼女たちと親しくなっていました。これを踏まえると、ソンジュが追手を振り払う姿勢を見せた場面は、エマたちの友達でもあり頼もしい味方になったと捉えることができるのです。

【約束のネバーランド】ムジカとの脱出

かつてソンジュは、世界が分断され食用児のみが供給されるようになった世界で、人間を食べずにいたことで退化してしまいました。やがて犬のような姿になり、檻へ収監されたソンジュに手を差し伸べたのが、邪血の少女ことムジカです。ムジカが血を分けたことで恩義を感じたソンジュはムジカを脱走させ、自ら護衛役となりました。

ソンジュが自分よりも先に、ムジカを脱走させようとした部分にソンジュの性格の良さが出ています。それだけではなく、自ら護衛役となって共に脱走したという部分もポイントです。ソンジュは戦場で狩りを経験し、場数を踏んでいます。さらに、王族の血を引く鬼でもあるため、とても強い特別な鬼です。そんなソンジュが起こしたムジカとの脱走は、まさしくソンジュの強さの証の一つです。

アニメでも声優の神尾晋一郎さんの声で登場したソンジュは、出自や経験という要素からも強く頼もしい鬼だと見て間違いありません。ムジカとの脱走や、レイを救ったことなどもあり、その活躍はどれもかっこいいです。ソンジュは、『約束のネバーランド』の物語に潜む裏面の危機を幾度となく取り除いた異端の鬼と言えます。

今では声優を目当てにアニメを見る人もたくさんいます。もしアニメ版の『約束のネバーランド』にて気になる声優がいる方は、ぜひ観賞してみてはいかがでしょうか。第2期では原作とは違う展開となっており、1つの作品で二度おいしい作品となっています。

サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/41vtRsYvZHL._AC_.jpg