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約束のネバーランド

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【約束のネバーランド】あの方の正体を解説|鬼の頂点でごほうびを求める理由とは

2021.08.03

大人気アニメ「約束のネバーランド」に登場する「あの方」の正体についてネタバレを含めて解説します。あの方は約束のネバーランドで鬼の頂点にいる存在です。あの方の名前や読み方についてや、エマやノーマンがあの方と結んだ約束やごほうびについても紹介します。

  1. 【約束のネバーランド】あの方の初登場までの話のあらすじを紹介
  2. 【約束のネバーランド】あの方の基本プロフィールを紹介
  3. 【約束のネバーランド】あの方の元まで行きつくには
  4. 【約束のネバーランド】あの方が求めるごほうびとは
  5. 【約束のネバーランド】あの方とラートリー家の関係とは
  6. 【約束のネバーランド】あの方と五摂家との関係とは
  7. 【約束のネバーランド】エマのごほうびとあの方の見返り
  8. 【約束のネバーランド】あの方は謎多き鬼だった

約束のネバーランドは週刊少年ジャンプで連載されていた大人気漫画です。現在、連載は終了しているものの、アニメ化や実写映画化などその人気は衰えることを知りません。今回は、約束のネバーランドの物語でとても重要なキャラクターである、鬼の頂点”あの方”の名前や読み方についてなど、その正体についてネタバレを含めて解説します。

約束のネバーランドはグレイス=フィールドハウスという孤児院でエマやノーマンという子供たちが楽しく暮らしているところから始まります。両親はいないもののそこには子供たちの親代わりとして愛情を注いでくれるママがいます。しかし、ある日エマたちは孤児院に隠された衝撃の事実を知ることとなります。その衝撃の事実とは、子供たちは鬼が食べるための食用児として育てられていたということです。

ハウスで毎日ハイレベルな教育を受けている理由は、脳の発達した子供の方が美味しいからです。その事実に気づいたエマやノーマンたちはハウスから脱走を試みます。脱走の途中でノーマンが出荷されてしまったことに落ち込みながらもエマは5歳以上の子供たち全員でハウスからの脱出に成功します。4歳以下の子供たちは、出荷まで日があるので後で助けに来ることにしました。

脱走後は、支援者である謎の人物ウィリアム・ミネルバのペンから映し出されるヒントを頼りに鬼の追跡を振り切りながら冒険をします。冒険の途中で人間を食べないムジカとソンジュという名前の鬼に出会いました。そして、2人から鬼と人間の間で交わされた約束について聞かされることとなります。

その約束とは、人間の世界と鬼の世界をふたつに分断する代わりに食用の人間を鬼の世界に残すというものでした。この約束の鍵を握っているのが、読み方の分からないあの方です。エマはこの約束を結び直して食用児全員で人間の世界に戻ることを決意し、鬼の頂点であるあの方に会うために七つの壁を目指します。

エマについては以下の記事も参考にしてみてください。

約束のネバーランドで読み方の分からないあの方についての基本プロフィールを紹介します。ネタバレを含むため、注意してください。

【約束のネバーランド】あの方の経歴プロフィール

あの方は鬼の世界で王よりも上の神のような存在で、その正体はほとんど分かっていません。アニメではあの方と呼ばれていますが、漫画では鬼の世界の文字で書かれているので正式な名前や読み方すら不明です。名前だけでなく年齢や性別、いつからいるのかも分かっていません。唯一分かっているのが、前回の約束は1000年前に結ばれていてその時にはすでに存在しているということだけです。

【約束のネバーランド】あの方の人物像や特徴

あの方は目が一つで、子供の鬼くらいのサイズで宙に浮いています。謎めいたキャラクターとして描かれています。しかし、エマと対面した時には「イイ脳だね、君はとても美味しそう」と発言していて、本質的には鬼と変わらないようです。エマはあの方の名前を呼んでいますが、読み方は不明です。

約束のネバーランドの主要キャラクターの登場人物のプロフィールは以下の記事を参考にしてください。

約束のネバーランドの原作漫画のネタバレを含むため、注意してください。あの方の元まで行き着くには、「七つの壁」を越えなければいけません。

入り口への行き方

七つの壁の入り口に行くには以下の3つの手順を踏む必要があります。

①金色の水を用意する

②その金色の水面に月を写して自らの血を注ぐ

③ヴィダと呼ばれる血を吸う花でかき混ぜて花を開花させる

七つの壁の正体

七つの壁の正体は東西南北天地の6つの空間に時間という要素を加えたもので、つまり「時空」のことです。実際にエマとレイが入った七つの壁は、空間と時間がぐちゃぐちゃの場所でした。

あの方の元に行くには

あの方の元に行くには七つの壁つまり時空を超えなければいけません。そこで重要になって来るのが自らの意識です。エマはそのことに気づき、時間を止めて巻き戻すイメージを自分の頭の中で強く意識したところあの方の元に辿り着きました。

ネタバレを含むため、注意してください。あの方と約束を結ぶためには以下の3つのルールが存在します。

・「あの方」との約束は上書きできない

・「あの方」との約束は破ることができない

・「ごほうび」は絶対に断ってはいけない

あの方のごほうびとは

あの方の約束には絶対的な効果があります。その約束を結ぶ見返りとしてあの方にごほうびを与えなければいけません。ごほうびはあの方が一方的に決めるもので、約束を結ぶものは断ることができません。

鬼と人間の調停役となったラートリー家がどのようにして約束を結ぶことになったのか、その流れを紹介します。約束のネバーランドの世界についてとても重要なネタバレを含みますので、アニメ派の方は注意してください。

鬼との戦い

約1000年前の約束のネバーランドの世界では人間と鬼は同じ場所に住んでいました。そこでは毎日のように鬼が人を食べ、その鬼から身を守るために人間は鬼と戦わなければいけなく、戦い続ける毎日に疲れ切っていました。

共存を考えるユリウス・ラトリー

そんな中、鬼と戦う中心グループの1人にユリウス・ラトリーという名前の男がいました。彼は一部の人間を鬼側に差し出して、この争いを納めるという方法を提案します。確実に犠牲となる人間が必要となるこの条件には当然仲間たちは反対しました。ユリウス自身もこの方法はとりたくはありませんでしたが、ある戦いで鬼の圧倒的な強さを目の当たりにしてしまい、自らの決断で一部の人間を差し出すことを決めます。

あの方との約束

ユリウスは五摂家の1人であるイヴェルクという鬼と2人であの方と約束を結びます。その内容は鬼の世界に食用の人間を差し出し世界を2つに分けるというものです。あの方はこの約束を許可し、それ以来人間の世界と鬼の世界は二分することになりました。

ラトリー家の宿命

約束を結んだことで、あの方は鬼と人間の両方にごほうびを求めます。鬼側には毎年その年で一番良い人間の肉を差し出すこと、人間側にはラートリー家が未来永劫2つの世界の調停役を務めるという内容でした。ラトリー家はこうして、食用児たちが犠牲になるという事実を知りながら生きていく宿命を背負うこととなります。

鬼の世界には激しい身分格差が存在します。そんな中で強い権力を持っているのが五摂家です。次に、五摂家とあの方との関係について紹介します。約束のネバーランド終盤のネタバレを含みますので、アニメ派の方などは注意してください。

五摂家とは

五摂家は鬼の世界で強い権力を持っている最上級の貴族の鬼です。五摂家はグレイス=フィールドハウスなどの人肉の農園を直接管理しています。

五摂家の5人の名前はイヴェルク公、ノウム卿、バイヨン卿、プポ卿、ドッザ卿です。

基本的に鬼は人間を食べないと知能が急激に低下してしまい、知能を持たない野良の鬼になり下がってしまうため、平民の鬼は貴族たちから人肉の供給が必要不可欠です。この条件を利用して、五摂家は長きに渡って人肉の供給量を制限し平民を支配してきました。

五摂家をはじめとする貴族の鬼はとても欲深く描かれています。元五摂家のギーランという鬼は平民の鬼のことを考える優しい鬼でしたが、権力を重視する五摂家や貴族にはめられて追放されてしまいます。また、人肉を食べなくても知能が衰えないムジカが邪血と言われて迫害を受けたのも貴族たちが権力を独占するためです。

鬼の王・レグラヴァリマ

五摂家のさらに上に立つ鬼が女王・レグラヴァリマです。アニメではまだ登場していませんが、漫画ではラスボスとして登場します。鬼の頂点であり、最も欲深い鬼で鬼の世界が腐敗している元凶でもあります。実の父や兄弟の鬼を自らの手で殺して女王となりました。

レグラヴァリマは王であるにも関わらず、あの方との約束のごほうびによって一番良い肉を食べることができません。そして、ノーマンをどうしてもあの方に差し出したくないためにΛ(ラムダ)7214という食用児の研究施設に送っています。

ノーマンについては以下の記事を参考にしてください。

儀祭(ティファリ)について

五摂家と王はあの方へ毎年最上級の人肉を捧げるために儀祭(ティファリ)と呼ばれる儀式を行っています。ごほうびとしてノーマンが出される予定でしたが、前述の通りレグラヴァリマはどうしても自分が食べたかったためにΛ7214に送り、その年はハウスを管理していたグランマが捧げられました。

ここから紹介する内容には、約束のネバーランドのラストの重要なネタバレが含まれています。アニメ派の方は注意してください。

約束のネバーランドの物語ラストではエマとノーマンが対照的に描かれています。エマは、あの方との約束を結び直して人間の世界に食用児全員で戻ろうとし、ノーマンは鬼を1匹残らず滅ぼして鬼の世界に食用児だけの世界を作ろうとするのです。ここではエマがあの方と結んだ約束とそのごほうびについて紹介します。

エマが結んだ約束

エマはあの方に1000年前の約束を踏まえてを「食用児全員で人間の世界にいくこと」「これを最後に二世界間の行き来を完全に不可能にすること」の2つをお願いします。

あの方が求めたごほうび

あの方はエマの願いを聞き入れます。そして、あの方はそのごほうびとしてエマから家族を貰うと言います。つまり、みんなで人間の世界に行ったとしてもエマだけ離れ離れになってしまうということです。エマはこの約束を結び、ついに無事、食用児全員で人間の世界に渡ることができました。

人間の世界で

もちろんごほうびは絶対です。ノーマンたち食用児が人間の世界に渡ってから目を覚ますとエマの姿だけありません。一方、エマは雪国で目を覚ましますが記憶を失っていていました。その後はノーマンたちがやっとの思いでエマを見つけ出し、記憶が無いながらもエマはみんなと生きることを選び、約束のネバーランドは幕を閉じます。

最終回までの物語を詳しく知りたい方は以下の記事を読んでみてください。

約束のネバーランドにおいて、あの方は重要なキャラクターであるにも関わらず、名前の読み方や年齢、性別などほとんどが明かされていない正体が謎に包まれた鬼です。約束のネバーランドは現在アニメが放送されており、もしかしたらあの方の正体や読み方が明らかになるかもしれません。今後も注目していきましょう。

サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51mJwSw7EML._SX315_BO1,204,203,200_.jpg