『ハイキュー!!』とは、週刊少年ジャンプで連載されている、古舘春一原作の青春スポーツ漫画です。日向翔陽を中心に、彼の相棒・影山飛雄と、彼らが通う烏野高校の衝突と成長を描いた物語になります。2020年にはアニメ4期の放送も決定しており、これからさらなる盛り上がりを見せそうですね。

部内でも小柄の部類に入る日向や西谷より小さいその身長と、一生懸命な姿が登場当初から人気を読んだ谷地仁花。ここではそんな谷地について、担当声優や、制服・ジャージ以外の衣装姿などについて紹介していきます。

学校：烏野高校

クラス：1年5組

誕生日：9月4日

身長 / 体重：149.7cm / 42.5kg

谷地仁花は烏野高校に通う1年生の女の子で、進学クラスに所属しています。見た目はホワンとしますが成績は優秀。同じ1年生の日向と影山も理解できるほど教え方やノートの取り方も上手で、2人に勉強を教えることもあります。

身長は、おそらく登場している高校生のなかで最低身長だと考えられます。みんなバレー部に所属しているため基本的に身長が高く、170cm台でも身長の低さが注目されるほど。そんななか、150cmにも満たない身長の谷地は、他校との合宿で巨人に囲まれたような状態になっていました。

基本は谷地さんと呼ばれていますが、自校の年上の先輩からは、コミュニケーション能力の高い他校先輩からは「谷っちゃん」、先輩マネージャーの清水からは「仁花ちゃん」と呼ばれています。母親はデザイナーで仁花の雰囲気とは真逆でバリバリのキャリアウーマンタイプ。正反対な2人ですが、アニメ・ハイキューでは仲が良い親子であることが伝わってくるシーンも多く出てきますよ。

強くなるチームのために新しいマネージャーの募集を始めた清水に声を掛けられて、谷地はバレー部マネージャーとして仮入部することになります。清水は懸命にバレー部やマネージャーについて話をしますが、実はその内容に惹かれて仮入部を決めたわけではなく、美人の清水に見惚れて思わずOKしてしまったのです。

成り行きで仮入部することになった谷地ですが、最初は入部するかどうか非常に迷う姿を見せます。何の取り柄もない自分を清水が必要としてくれたことを本当に嬉しく思っている反面、バレーに本気で取り組むメンバーを見て、バレーの知識も確固たる意志や動機もない自分がマネージャーをやっていいのか悩んだのです。

マネージャーをやりたい気持ちと、役に立てないかもしれないという不安との葛藤の中、日向を始め多くの人の後押しを経て、入部を決意します。これまで何に対しても消極的で、劇をやっても村人Bなどその他大勢のうちの一人でしかなかった自分でも、何かを一生懸命頑張りたい、頑張れるはずだと奮起。新たな一歩を踏み出す谷地の姿は、非常に見所ですね。

すらっとした清水よりも15cm以上小さい谷地は、長身ばかりのバレー部に囲まれているとより小さくか弱く見えます。消極的な性格も相まってまるで震える子犬のような様子が、多くの視聴者の庇護欲を刺激しているのでしょう。また、コミュ力お化けである日向のことだけは呼び捨てで呼んでおり、日向と一緒に描かれると2人のミニミニ感が子犬のようで可愛らしくもありますよね。

日向は今まで1年生の中でもっとも身長が低かったため、谷地と並ぶと大きく見える不思議も。普段小さいと思っていた人物が意外と大きいと表現することで、より谷地の小柄さが目立っているようにも思えますね。

谷地の髪は淡い金色のようなショートヘアで、それを星型の飾りがついたゴムで結んだサイドテールが特徴的なキャラクターですね。大人っぽい清水とは対照的な、どこか幼い印象を受ける谷地の髪型は、よりその可愛らしさを引き立てているようです。『ハイキュー!!』のマネージャーはどこも綺麗・かっこいい系が多く、谷地は貴重な可愛い枠になりますね。

お風呂シーンなどでは髪をまとめていることもありますが、基本的に本編でこのサイドテールを崩すことはなく、わかりやすいキャラ設定でもあります。ずっと星型のゴムというのは、何か作者のこだわりを感じますよね。

谷地はクールビューティーの清水とは真逆で、表情が豊かです。ぱっと見の外見や性格的にも美人より断然可愛いが似合う谷地ですが、コロコロ表情が変わるところも多くのファンの目を引く可愛さのひとつと言えますね。現実でもコロコロ表情の変わる人物は見てて飽きませんし、彼女の魅力的な部分でもあります。

楽しくて笑うことだけではなく、緊張や悲しさなども素直に表情に出す姿は、彼女の人となりを表しているようです。想像だけで百面相する谷地の姿は、注目したい部分でもありますね。

本編では、制服かジャージ姿ばかりの谷地ですが、本編後の番外編では凝った衣装を着ていたり、グッズなどで普段見られない衣装を纏っていることがあります。

衣装のチャイナ服姿が可愛いイラストですね。こちらは、なんちゃって映画予告風の番外編のイラストですが、体の小さな谷地にぴったりとしたチャイナ服の衣装が非常によく似合っています。髪型も、可愛いキャラによく似合うお団子で、その可愛らしさが目立ちます。烏野のジャージは黒色で他の学校に比べると少々味気なさがあるので、こういう特別衣装でカラフルな姿が見られるといいですよね。

こちらはラバストになりますが、お正月らしい振袖姿が可愛らしいですね。髪型も普段と変わらないと思いきや、ゴムが花の形になっており、衣装と非常にマッチしています。黄色はやはり谷地らしいカラーなので、衣装としてもぴったりですよね。黄色地にピンクや水色という一見派手な衣装でも、明るく可愛らしい谷地にはぴったりです。

谷地の制服・ジャージ以外の衣装は本編でほとんど見られませんでしたが、今後、ゲームやアニメなどで取り入れられるといいですね。

また、バレー部の面々と一緒に過ごすなかで消極性は薄れ、気後れすることはまだありますが、それでも以前に比べ成長を見せています。清水がバレー部の仲間としての意識を次第に持っていったように、谷地もバレー部の一員としてメンタルを鍛えられたのではないでしょうか。

谷地仁花を語る上で「妄想癖」は外せません。とにかく突拍子もない発想で1人で混乱していることが多いです。たとえば見た目が怖い人を見れば殺される、名前を覚えられなければ将来働けず臓器売買するようになるなど、そのネガティブ思考から「それはない」というようなことまで考えることも。

しかし、それは感受性がとても豊かな証であり、人の痛みがわかり、ときに自分のことのように涙を流せる繊細さを持っています。なんでも人一倍真剣に捉え、他人のことを自分のことに置き換えられる感受性の豊かさがあるからこそ、周りは谷地を信頼し、また助けられることも多いのではないでしょうか。

谷地は上がり症ゆえに本来の実力を出し切れない節があります。そのため賢く語彙力もあるはずなのに、よく不思議な言葉を発し、一見頼りなく見えることもありますが、実は誰より目配り気配り心配りができる優しい女の子です。部員のメンタル面にも配慮できる谷地仁花の存在は、きっと烏野高校バレーボール部のマネージャーとして欠かせない存在であるはずです。

日向と影山が本気の喧嘩をしてしまったときも、影ながら2人を見守り、日向の心中を聞いたときには涙を見せ、仲直りをしたら自分のことのように喜ぶなど、彼女の優しさは日向たちにとって大きな支えになっていると言えますね。

死に対する悩みという言い方では少々大袈裟ですが、谷地はよく死ぬことや、死にそうになることに怯えています。これは、何かあると死んでしまうのではないか、殺されるのではないかという発想に結びついてしまうためで、ビビりな性格が理由でしょう。もちろんそんなことは起きませんが、谷地本人は本気で悩み日々警戒せずにはいられないのです。

チームメイトの山口が緊張で胃薬を欲しているときに、嬉々として「緊張による命の危機」について話す姿は、もはやビビリなどではなくかなりのメンタル強者のようにも思えますね。

谷地は華奢な体つきであるため、発育も控えめであることにも悩んでいます。作中では、他のキャラクターの豊満な胸に動揺しているシーンも出てきます。他校からは同じマネージャーの清水に引けをとらないくらい「可愛い系」として人気な谷地ですが、彼女自身は、山本の姉・冴子のようなグラマラスさや、清子のようなスラッとした美しさを求めている様子。

隣で揺れる冴子の胸を気にしたり、抱きついたときの感触を気にしたり、番外編でもその体型差を気にするなど、谷地の体型に関する悩みは随所に登場してきます。谷地は小柄だからこそ可愛いですし、山口ではないですが好き好きでもあるので、あまり気にせず今のままの谷地でいて欲しいですね。

1999年4月23日生まれで女の子らしい可愛い声の持ち主で、可愛らしい女の子役を演じることが多い声優さんですね。演技力が高く、7歳からのキャリアとは言え、まだ若いのにも関わらずベテラン声優陣からの評価も非常に高いです。多くの人に知れ渡っている作品に多数出演しています。

長い人気を誇る『アイカツ!』シリーズの最初の主人公である「星宮いちご」の声優を担当されています。元気で可愛らしい役ですよね。

また、大人気アニメ『文豪ストレイドッグス』では「泉鏡花」の声優を担当。クールでありながら健気な演技が印象的です。

他にも、大人気作『東京喰種』では「笛口雛美」の声優を担当。登場当初はか弱い女の子でしたが、『東京喰種：re』では芯の強さが見て取れました。

ハイキューは青春スポーツアニメとして人気を博していますが、少年漫画らしく実は若干の恋愛要素も混じっており、谷地仁花も恋愛要素を感じさせる登場人物の1人ですね。とは言っても、谷地仁花が誰かに恋しているわけではありません。もし恋をするなら、やはり烏野の1年生ではないでしょうか。

谷地が恋する相手として注目したいのは主人公の日向。谷地がバレー部に入部する最後の後押しをし、また唯一呼び捨てにされている人物です。ジャンプ作品はヒロインが主人公を好きになるのが王道パターンなので、なくはない組み合わせですよね。

ただ、谷地の相手を考えたとき欠かせないのが山口忠です。山口は谷地を初めて見たときから密に「かわいい」と思っており、それ以降も他のメンバーに比べて女の子として意識しているような描写が見られます。「"山"口」に「"谷"地」と2人とも地形が名前に入っていることから、ファンの間ではこの2人を応援する日も多いですね。

また、清水への恋心が本物で、可愛い幼馴染から片想いされていたことがわかった田中も、ここではあえて入れていこうかと思います。理由としては、おまけイラストになりますが、応援席で冴子に田中を勧められるシーンがあったからです。おそらくこの組み合わせはないとは思いますが、候補としては考えておきたいですね。

ハイキューの最終章では、ほとんどのキャラのその後を描いており、バレーを続けている者から普通に就職している者まで幅広いキャラがいます。

その中でも谷地仁花は大学4年生の22歳になっていました。来年からは就職をするらしく、東京のデザイン会社に内定が決まっています。

また、ファンの間では谷地仁花が結婚したのではと噂になりました。その理由として、ある画像の中で、谷地仁花が指輪をはめているように見えるシーンがあるのです。その為、「結婚は山口と？それとも日向と？」というような話もちらほらあります。

しかし、作者の古舘先生は特に明言もないことから真相は分かりませんが、もしも烏野のキャラと結婚をしていたら熱い展開でしょう。

消極的で妄想癖があるけれど、部員の男の子たちに負けないくらいの真っすぐさと熱さを持っている谷地仁花には、やっぱり「可愛い愛されキャラ」という言葉が似合いますね。