【進撃の巨人】ニコロ登場までのあらすじ
ニコロは進撃の巨人に登場するキャラの1人です。ニコロへの理解を深めるためにも、まずは進撃の巨人がどのような物語なのか振り返ってみましょう。そこで、最初にニコロ登場までのあらすじを紹介します。しかし、ニコロ登場までの進撃の巨人を紹介するなかで、ネタバレ要素を含みます。進撃の巨人のネタバレを避けたい方は、注意してください。
進撃の巨人は、人間を捕食する巨人を駆逐したいという主人公エレンが奮闘する物語です。エレンが住むパラディ島の住民は、過去に記憶を操作されており、巨人に関する知識やパラディ島以外の知識がありません。そのため、進撃の巨人序盤は、巨人やパラディ島の外について謎だらけでした。しかし、ユミル・フリッツが生み出した9つの巨人との戦闘を繰り返すことで、徐々に謎が解明されていきます。
進撃の巨人の物語が進む中で、判明したものは「巨人は人間がもとになっている」や「パラディ島の外にも人類が存在しており、文明がある」などです。このような謎を解明したエレンを含む調査兵団は、壁外に存在するマーレ国を目指し調査へ行きました。
そんな中、マーレ側もパラディ島を調査するために、兵士を送り込んでいたのです。ニコロは、パラディ島に初めて派遣された調査船団の1人として登場します。
【進撃の巨人】ニコロの基本プロフィールを紹介
ニコロが登場するまでの進撃の巨人のあらすじが分かったところで、次はプロフィールを振り返ってみましょう。プロフィールを振り返ることで、ニコロがどのような人物なのか分かります。しかし、ニコロについて紹介するうえで、進撃の巨人のネタバレを含むので、注意してください。
ニコロの経歴プロフィール
ニコロはマーレ編に突入した進撃の巨人26巻106話で初登場します。物語に深く関わるマーレ人ですが、身長や体重、誕生日といった基本情報は公開されていません。元々はマーレ国で兵士として活躍していました。しかし、パラディ島を調査するために調査船員としてパラディ島内に潜入します。
ニコロの人物像や特徴
初登場した当時のニコロは、マーレへの忠誠心が高いキャラでした。しかし、パラディ島での生活をしていく中で、その忠誠心にも変化が見られます。ニコロは少しウェーブがかかっているような髪型が特徴的なキャラです。
マーレ人とエルディア人の関係については、以下の記事で詳しく解説しています。マーレ国について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
【進撃の巨人】ニコロがパラディ島の捕虜になった経緯
ニコロは進撃の巨人26巻でハンジたちに捕まった捕虜として登場します。ニコロはなぜパラディ島に潜入していたのでしょうか。次は、ニコロがパラディ島にきた理由について紹介します。紹介するなかで、進撃の巨人のネタバレ要素を含みます。マーレ国での激闘と終えた調査兵団は、飛行船でパラディ島へ帰還しました。その後、先遣隊としてパラディ島に潜入していたニコロを拘束したのです。
進撃の巨人106話は、マーレの調査船のシーンから始まります。先遣部隊が潜入してから2時間連絡がないのをきっかけに、第2・第3部隊を潜入させようとしていました。潜入の準備を開始した途端、海の中から巨人化したエレンが登場し、マーレ兵士が待機していた船は沈められます。そして、ハンジとリヴァイがニコロを拘束して登場したのです。
そのため、どのような経緯でニコロが捕虜になったのかは判明していません。マーレ国側は、エレンの持つ始祖の巨人を奪還するために、調査部隊を出していました。しかし作戦は失敗し、捕虜になってしまうのです。
【進撃の巨人】サシャがニコロの心を救う
マーレからの調査船を沈めた調査兵団は、イェレナに港を作るように提案されます。イェレナは、マーレ国の調査船に乗っていた船員の1人で、船を沈めた後に話し合いを交渉したハンジたちに了承した人物です。さらに、イェレナは話し合いに反対した調査船の船長を射殺した人物でもあります。そんなイェレナが提案した港を作る準備をしていました。
港の工事が着々と進む中、イェレナはニコロを改めて調査兵団に紹介したのです。ニコロは、マーレ国で兵士の他に料理人としても活躍していました。そこで、調査兵団に所属していたサシャやジャンなどに料理を振る舞ったのです。しかし、ニコロは乗り気ではなく「なんで俺が…嫌なら食うなよエルディア人…お前らなんかに…」と発言しています。
というのも、ニコロは自分が捕まり捕虜にされたため、マーレの調査船が沈められた責任を感じていました。敵国であったパラディ島に住むエルディア人に料理を振る舞うのは、いい気分ではなかったでしょう。
しかし、料理を味わったサシャが「ニコロさん!あなたは天才です!」と素直にニコロを褒めました。そんなサシャを見たニコロは、恥ずかしさから顔が赤くなり、「き、汚ねぇ食い方しやがって」と言いますが、サシャに心を救われたのです。ニコロの心を救ったサシャについては、以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。
【進撃の巨人】サシャが死亡してしまう…
ニコロの心を救ったサシャは、マーレ国に潜入した際に死亡します。サシャが死亡したのは、マーレ国から撤退しようとしてた飛行船の中でした。というのも、仲間を殺されたガビという少女が、飛行船の中まで追いかけてきたのです。そして、打った銃弾がたまたまサシャの左胸に当たり、死亡しました。
進撃の巨人の登場キャラは、巨人との戦闘でほとんどが死亡します。しかし、サシャはたまたま死亡してしまったキャラということや、元から進撃の巨人の中でも人気のあったキャラということが関係し、大きな反響を呼びました。
サシャの死亡原因となったガビについては、以下の記事で詳しく紹介しています。ガビについて詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
【進撃の巨人】ニコロとガビが対面してしまう
ニコロは、進撃の巨人の物語が進む中でサシャが死亡したことを知りました。次は、ニコロがサシャの死亡を知った経緯について紹介します。そのため、進撃の巨人のネタバレを含みます。進撃の巨人のネタバレを避けたい方は、注意してください。
ニコロがサシャの死亡を知る経緯:ガビとファルコが抜けだす
飛行船に乗り込み、サシャが死亡した原因になったガビは、一緒に飛行船に乗り込んだファルコと共に、調査兵団に捕まっていました。しかし、見張りの兵士をボコボコにしてガビとファルコは脱獄します。その後、さまよっているところをカヤに助けられました。カヤは、以前サシャが助けた少女です。
カヤはサシャに助けられたあと、サシャの両親が生活している牧場で生活していました。そのため、不幸にもガビとファルコをサシャの両親の元へ連れて行ったのです。しかし、カヤはガビたちがサシャを殺したと思っておらず、サシャの両親たちもまさかこの子供たちが自分の娘を殺したとは思っていなかったのです。
ニコロがサシャの死亡を知る経緯:ブラウス家がレストランへ
ガビとファルコはマーレの兵士という正体を隠し、ブラウス家にかくまって貰っていました。そんなある日、ブラウス家は子供たちを連れて、ニコロの働くレストランを訪れます。そこで、ニコロとガビは対面しました。ニコロは、サシャの両親にサシャに振る舞うはずだった料理を食べて欲しいとブラウス家をレストランに招待したのです。
カヤからニコロのことをマーレ人だと聞いていたガビとファルコは、隙を見て3人で会話をします。ガビとファルコがパラディ島に来た経緯を聞いたニコロは、「女の兵士を殺したか?」とガビに問いました。すると、ガビは「仕留めました!」と自信満々に答えたのです。サシャを殺した犯人がガビだと気づいたニコロは、「お前がサシャを殺したんだな!」と持っていたワインでガビを殴ります。
しかし、ガビを守るためにファルコが代わりに殴られました。ニコロはサシャが死亡したことをとても悲しんでおり、サシャの家族に料理を振る舞うくらいです。そんな中、サシャを殺したガビが現れたため、悲しみが怒りに代わりガビを殴ろうとしたのでしょう。
【進撃の巨人】サシャの家族に告げるニコロ
次は、サシャを殺した犯人がガビだと知ったニコロが取った行動を紹介します。紹介するうえで、進撃の巨人のネタバレ要素を含みます。進撃の巨人のマーレ編をまだ見ていない方は、ネタバレに注意してください。ファルコを殴ったニコロは、それでも怒りがおさまらず、2人をサシャの両親の前に連れていきます。そして、サシャを殺したのは、ガビだと伝えたのです。
ニコロは自分の娘を殺されたからには、自分で仇を取りたいだろうと考えていました。ニコロは、真実を知り青ざめているサシャの両親にナイフを渡します。しかし、サシャの両親は「過去の罪や憎しみを背負うのは自分たち大人の責任だ」と言い、ガビとファルコをかばったのです。それまで、ガビと言い争いをしていたニコロですが、サシャの父親の言葉を聞き、冷静さを取り戻しました。
【進撃の巨人】ニコロは何故脊髄入り液ワインを知っていたのか
冷静さを取り戻したニコロは、ハンジにファルコの口をよく洗うように伝えます。ガビが殴られそうになったときにかばったファルコが口にしたのは、ジークの脊髄液入りのワインだったのです。しかし、なぜニコロはそれがジークの脊髄液入りだと知っていたのでしょうか。次は、ニコロがワインについて知っていた理由を紹介します。しかし、ネタバレ要素を含むので、注意してください。
ニコロは、ワインにジークの脊髄液が入っていると知らされていたわけではありません。進撃の巨人112話で明らかになりますが、ニコロは「調査船にあきらかに大量のワインが積まれていたこと」「レストランで働くことが定着した時期から、兵団組織間に優先的に振る舞うように言われたこと」から脊髄液が入っているのではないかと考えていたのです。
そして、優先的に振る舞うようにニコロに指示を出していたのは、兵団に協力しているように見せかけていたイェレナでした。そのため、ニコロは以前ジャンがワインを飲もうとしたときに止めたのです。確証は持っていませんでしたが、サシャの大事な仲間を殺させたくなかったのではないでしょうか。ワインを飲んでしまったファルコのその後は、以下の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
【進撃の巨人】その後の話を少し紹介
ニコロの話を信じたハンジたちは、レストランに来ていたミカサやアルミンにも真実を伝えるように指示します。しかし、フロックを含む銃を持った兵士たちが周囲を取り囲んでいたのです。フロックたちは、エレンとジークの接触を試みているエレン派の集団です。そのため、リヴァイに監禁されているジークの居場所をハンジが知っているのではないかと探りを入れてきました。
フロックはハンジたちとブラウス家を拘束し、レストランを後にします。一方、エレンはミカサ、アルミン、ガビの元へ行き、4人で話をしていました。エレンは、アルミンとミカサに真実を伝え、3人は1度決別することになったのです。今後、フロックを含むエレン派はさらに過激な行動を見せるようになります。フロックは最後までエレン派として行動し、エレンに貢献する人物です。
ここまでが進撃の巨人112話の内容でした。フロックを含むエレン派のその後の行動を知りたい方は、進撃の巨人113話以降を参考にしてみてください。フロックについては、以下の記事で詳しく紹介しています。今後の進撃の巨人に大きく関わる人物なので、ぜひ参考にしてください。
【進撃の巨人】ニコロをサシャは恋人だったのかもしれない
進撃の巨人に登場するニコロは、サシャのおかげで人生観が分かったと言っても過言ではないでしょう。進撃の巨人作中でサシャとニコロが付き合っている描写はないですが、カヤから見れば恋人同士だったようです。サシャを失ったニコロは、今後どのような行動をするのでしょうか。
そして、フロックを含むエレン派はどのような結末を迎えるのか見どころです。進撃の巨人がどこへ向かっていくのか考察しながら、進撃の巨人を楽しんでください。