高い身体能力を持つ高校生の虎杖悠仁は、育ての親である祖父のお見舞いに通うため、オカルト研究部に入部していました。ある日、祖父は「お前は強いから人を助けろ」という言葉を残し、息を引き取ってしまいます。そして、祖父が亡くなった日の夜、特級呪物を探して現れた伏黒恵と出会います。

特級呪物「両面宿儺の指」の気配を追ってきた伏黒は、虎杖が持っていたのは空の箱で本体は既にオカ研の先輩の手に渡っていることを知り、慌てて学校へと向かいました。封印を解いてしまった先輩たちは、呪力を取り込むために集まった呪霊たちに襲われています。伏黒に待機を命じられた虎杖は、悩んだ末に祖父の遺言に従って呪霊と戦う決意をし、学校へ乗り込みます。

窮地に立たされた虎杖は「呪いは呪いでしか祓えない」ことを知り、呪力を取り込むために両面宿儺の指を呑み込みました。虎杖が力を得たことで、無事呪霊を祓うことができます。危険な宿儺の指を取り込んでしまった虎杖を前に、伏黒は焦ります。そこへ、行方不明になった特級呪物を探し出すために五条悟が現れたのでした。

呪術廻戦に登場する五条悟の経歴やプロフィールを紹介します。ネタバレの要素が含まれているので、注意してください。

五条悟は、東京都立呪術専門学校で1年生の担当をしている教員です。呪術師の最高クラスで世界で4人しかいない特級呪術師の1人でもあり、呪術師の中でも最強とされています。虎杖が宿儺を取り込んだ際、本気を出さずして圧倒的な力で抑え込むほどの能力があります。

1989年12月7日生まれの28歳という若さで、既に呪術師最強の地位を得ています。詳細な身長は公開されていませんが、190cm以上もあるそうです。背が高くてかっこいいエリートとして呪術廻戦のキャラクターの中でも非常に人気が高く、素顔のイケメンイラストが描かれたグッズも大人気です。

五条悟は、マイペースでちゃらんぽらんな性格をしています。実際、虎杖と伏黒が苦戦しているときに自分へのお土産を買ってから駆け付けたり、重症の伏黒の写真を撮ったりといった気楽な様子で初登場しました。周囲の人間からは「クズ」呼ばわりされたり、「尊敬していない」と言われたりしていますが、圧倒的な実力への信頼は絶大です。

普段は目隠しで顔が隠れていて怪しげな雰囲気をしていますが、綺麗な碧眼にふさふさの睫毛をした綺麗な顔が隠されていました。アニメで初めて五条悟のイケメンの素顔が放送された翌日には、Twitterでも「五条悟」がトレンド入りを果たしています。

五条悟の能力や術式について詳しく見ていきます。呪術廻戦のネタバレが含まれているので、注意してください。

五条悟の術式は「無下限術式」です。無下限術式は、御三家の1つである五条家に伝わる術式で、日常にある無限を現実に持ってくる能力があります。術式を使うためには、微細なコントロール・緻密な計算が必要で、使い続けると脳にかなりの負担を与えます。しかし、五条悟は反転術式を使うことで常時発動しても耐えられるようにしているようです。

五条は常に無限でバリアを張っているので、あらゆる物体は五条自身に触れることができず、攻撃が届くことはありません。自身でバリアを解除したり、対象を選んで透過させることができます。無下限術式を応用すると、長距離を瞬間移動したり、自身の攻撃速度を加速させたりすることも可能です。

五条悟が使う技の1つ目は、術式順転『蒼（あお）』です。無下限術式を強化したことで、無限を収束して物を引き寄せる力を発生させます。ブラックホールのような強い吸引力があり、一瞬で更地にできるほどの威力をみせました。

引き寄せる力を自身から遠い場所へ置くことにより、その引力で瞬間移動をすることもできます。

五条悟が使う技の2つ目は、術式反転『赫（あか）』です。蒼とは逆に、無限を発散させることで衝撃波を発生させることで相手を弾き飛ばします。強烈な威力に加えて、回避ができない技です。

アニメ呪術廻戦でも漏瑚との戦闘で披露しましたが、一瞬で森を吹き飛ばしていました。あまりに威力があるため、人気のない場所でしか発動できないデメリットもあります。

五条悟が使う技の3つ目は、虚式『茈（むらさき）』です。赫と蒼をぶつけて仮想の質量を押し出す技で、五条家の中でもごく一部の人間しか知らない奥義とされています。見ることもできず、触ることもできない「重さ」のみが避けられないスピードで飛んできます。

京都姉妹校交流会で花御に対し発動した術式で、地面をまるごと吹き飛ばす威力を見せました。五条の技の中で最も最強の技です。

領域展開とは、呪術廻戦に登場する戦闘技術の1つです。呪術で戦う際の究極の技で、人間でも呪霊でも取得して自在に扱える存在は限られています。結界の1つで、自身が思い描いた世界を結界の中に作り出す技です。領域展開を発動する場合は、手で印を組みます。

領域展開をすると大きく呪力を消費することになりますが、術者のステータスが大幅に上昇し、術者の術式が必ず命中するというメリットが生まれます。また、領域展開の中から逃げることはほぼ不可能と言われています。

無量空処は、五条の使う領域展開です。宇宙のような空間に引き込み、「知覚」や「伝達」を無限に行わせることができます。そのため、五条の領域に入った相手は何も行動できない状態に陥ってしまいます。

領域に入れてしまえば勝ちが確定する最強の領域展開です。初めてかっこいい素顔を見せた技でもあります。

術式・領域展開だけでも強い五条悟が最強と呼ばれる理由は、「六眼（りくがん）」にあります。ここから先はネタバレが含まれるので、ネタバレを避けたい方は注意してくださいね。

「六眼」とは、相手の術式を見ただけでどんな能力か見えたり、緻密な呪力コントロールを可能にすることができる希少価値の高い眼です。扱いに難しい無下限術式を使いこなせるのは、六眼があるからこそと言えます。六眼と無下限術式を合わせ持った呪術師は数百年ぶりなので、五条の存在はかなり貴重です。

目隠ししている状態では六眼が使えないため、戦闘状態になると目隠しを外します。普段、六眼を隠している理由は明らかにされていません。

五条が戦闘した相手の1人目は、両面宿儺です。虎杖悠仁が両面宿儺を取り込んだ際に、本当に宿儺を制御できる器かどうかを確認するため、10秒間だけ戦闘しています。

「大丈夫、僕最強だから」という言葉通り、指1本分でも破壊力のある宿儺の攻撃をかわして圧勝して見せました。

五条が戦闘した相手の2人目は、漏瑚です。夜蛾学長との食事へ向かう途中に突如現れた未登録の特級呪霊で、宿儺の指8～9本分の強さがあります。五条を狙って襲い掛かりますが、圧倒的な力の差で負けました。

領域展開「無量空処」を披露し、初めて五条がかっこいい素顔を見せた話題の戦闘シーンの1つです。

漏瑚までは既に呪術廻戦アニメ版でも放送されていますが、3人目以降は呪術廻戦をアニメで楽しんでいる方にはネタバレになってしまうので、ネタバレを避けたい方は注意してください。

五条が戦闘した相手の3人目は、花御です。京都姉妹校交流会で偽夏油一派が侵入し、五条のみが入れない帷のせいで生徒たちが苦戦しながら花御の相手をしていました。帷を破った五条は、次々と一派を倒し、虚式「茈」で花御を吹き飛ばします。

準一級呪術師である狗巻や一級呪術師である東堂でも苦戦を強いられた花御を、生死がわからないほどの威力で吹き飛ばす迫力のある戦闘シーンでした。

五条が戦闘した相手の4人目は、伏黒甚爾です。五条が呪術高専2年生の時に夏油とコンビを組んで任務に当たった際と呪詛師によって蘇った際の2回戦闘しています。世界でただ1人呪力を持たない伏黒甚爾は、並外れた身体能力で呪具を取り扱うことができます。

伏黒甚爾との戦闘で殺されかけた五条は、術式反転を会得し、肉体を再生することに成功したことで無事勝利を収めました。五条が最強の呪術師になる転機となった戦闘です。

五条が戦闘した相手の5人目は、偽夏油一派です。渋谷事変で姿を現した漏瑚・花御・脹相を相手に、一般人を巻き込まないように基礎程度の呪力と身体能力だけで戦闘を繰り広げます。その後、再度術式を展開した五条は一瞬で花御を倒してしまい、圧倒的な強さを見せつけました。

人間離れした戦闘の後、自分が葬ったはずの夏油が姿を現したことに動揺した五条は、獄門疆に封印されてしまったのでした。

五条悟は、夏油傑と高専時代にコンビを組んでいて親友関係にありました。夏油がある任務で事件を起こしてしまったことにより敵対関係になってしまいましたが、五条は「今でもたった1人の親友」と言っています。呪詛師となった夏油は、百鬼夜行を実行した際に五条の手で生涯を終えました。

夏油は五条が呪術高専で教鞭をとるきっかけとなった人物でもあり、呪術廻戦の中心人物の1人でもあります。高専時代に2人並んだ姿がかっこいいと話題にもなっています。

呪術高専に医師として所属している家入梢子は五条悟の同級生です。反転術式で治療を施すことができる数少ない呪術師です。五条・夏油とは、「クズども」と呼べるほどの仲の良さを見せていました。

現在はクールで色気のある大人の女性です。しかし高専時代はよく笑顔をみせる可愛らしい女の子だったようです。

ネタバレの要素が含まれているので、呪術廻戦をアニメで楽しんでいる方は注意してください。

五条悟は渋谷事変で偽夏油一派との戦闘の末、獄門疆に封印されました。五条自身の手で殺したはずの夏油の登場により動揺した五条は、高専時代の夏油との思い出を思い返してしまったことで獄門疆の術式が発動してしまったのです。

獄門疆の中では六眼も無下限術式も使えないため、五条の力でも自力での脱出が難しい状況となっています。

呪術廻戦の大人気キャラである五条悟を担当する声優は、中村悠一です。1980年2月20日生まれで、香川県の出身です。正統派のイケメン好青年から狂気的な性格の人物、かっこいいハードボイルドキャラなど多彩な才能を見せる実力派のイケメン声優として人気を博しています。

イケメン声優として人気のある中村悠一は、ダイエットに成功してさらにイケメンになったとファンの間でもかなり話題になりました。ゲーマーとしても有名で、「1日24時間ゲームプレイ」するのが特技と公表しています。

呪術廻戦で五条悟の声優を担当している中村悠一の出演する作品を紹介していきます。まず1つ目は、おそ松さんの「カラ松」です。かっこいいことを言っているようだけどただのナルシストなカラ松を、全力で演じる中村悠一の声優としての演技の幅の広さを感じます。

2つ目は、ハイキュー!!の「黒尾鉄朗」です。主人公たちの通う烏野高校の宿敵である音駒高校バレー部主将で、お兄ちゃんのような包容力と試合で魅せるかっこいいプレーに多くのファンが魅了されました。

3つ目は、CLANNADの「岡崎明也」です。中村悠一が初めてアニメで主役を担当した作品となっています。ギャルゲーが原作となっていて、さまざまな声優が岡崎明也を演じていますが、中村悠一が1番知名度のある声優とされています。

五条悟は、攻撃の当たらない無限バリアを張ったり、全てが見通せる六眼を持っていたりと呪術廻戦の登場キャラの中で最も最強のイケメンです。目隠しの下に隠されたかっこいい素顔も最強です。

敵からも一目置かれるほどの存在である五条が、これからどんな活躍を見せるのか、アニメ版呪術廻戦ではどんな迫力を見せるのか期待しましょう。